出版社内容情報
人間に金を貸す狸(佐渡島)、長篠合戦を語る狐(愛知県)、人魚の肉を食べた八百比丘尼(福井県)、夜叉が池の主(岐阜県)など。
【著者紹介】
作家、評論家。『舌ながばあさん』(小学館)で第33回講談社出版文化賞絵本賞。著書に『全国妖怪事典』(小学館)、『にっぽん妖怪地図』(角川書店)など。
内容説明
人魚の肉を食べるとどうなる?後をつけてくるベトベトサンって何?キノコをわったら生首が。さあ、中部妖怪ツアーに出発だ。
目次
新潟県の妖怪たち
富山県の妖怪たち
石川県の妖怪たち
福井県の妖怪たち
山梨県の妖怪たち
長野県の妖怪たち
岐阜県の妖怪たち
静岡県の妖怪たち
愛知県の妖怪たち
世界の妖怪:森や山に住む妖怪たち
著者等紹介
千葉幹夫[チバミキオ]
1944年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。児童図書専門出版社に勤務の後独立。児童図書の執筆、評論の筆をとる。『舌ながばあさん』で第33回講談社出版文化賞絵本賞受賞
粕谷亮美[カスヤリョウミ]
1959年東京都生まれ。宅配本屋サンタポスト主宰。ライター。ミニコミ誌「YA!!」編集人
石井勉[イシイツトム]
1962年千葉県生まれ。画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
55
再読。なので間違えて先に4を読んでしまった。もう出るわ出るわ、、、中部地方は何となく雰囲気的に平和な感じがするが、そうでもない!やっぱりおばあさん系が多い。でも河童の膏薬って実際に売られていたとは驚き😲甘酒いらんかね~と売りに来るアマザケ婆。つい買ってしまいそうです(笑)2024/10/18
yomineko@ヴィタリにゃん
14
中部地方の妖怪は人間に似たものが多く、現実味を感じた。今までで一番怖いのはやはり、東北。以下、近畿、中国・四国、九州・沖縄編があるので楽しみ。世界の妖怪も巻末にちらっと載っているのもこの本の魅力。2013/09/10
OHモリ
0
●妖怪好きなほうなのでけっこう期待して図書館で借りてきたのだけど、ちょっと思ったものと違ったものでした。絵も何だかリアリティーないし(妖怪にリアリティーは求められない?)、解説も何だか簡潔で物足りない感じ。おどろおどろしさが足りないなぁって思ったらこれって子供向けの図書ですね。でも今どきの子供たちがこれで満足できるのかなぁ? ●しかし、聞いたことのない妖怪ばかりで勉強不足も感じました。2013/08/22
紅独歩
0
千葉幹夫氏らによる、妖怪日本地図。「中部」に山梨がはいり三重がないというのは少々違和感があるが、なかなかマイナーな伝承も拾われている。(「三州奇談」のナマクビタケとjか)簡易ながら、巻末に出典一覧があるのも嬉しい。それにしても「クチサケオンナ」は完全に妖怪の仲間入りをしたのだなあ。2012/12/22