内容説明
たかがチック、されどチック。チックは心の病気ではありません。環境と治療で改善します。
目次
1 トゥレット症候群(チック)を知っていますか?(チックとは何か;チックQ&A;トゥレット症候群の併発症;どうサポートするか;トゥレット症候群の子と生きて;チックとともに前を向いて―私の体験記)
2 より正確な理解と治療のために(チック研究の始まり;チック症の定義;チックの頻度と特徴;一般身体症状および臨床神経学的症状;診断、治療、予後;病態・病因について;チックはなぜ小児期に発症するのか;チックの病態からみた治療法;溶連菌感染をともなう小児自己免疫性神経精神障害)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
32
ビートたけしや石原慎太郎がやっているものがチックに含まれるのであれば、実はかなり多くのひとにチックがあることに興味があります。人間はチックと共に生きているといってもよいほどその言動に埋め込まれており、周囲が問題だと感じるものだけがチックと名付けられているだけで、有名人は言動と共に彼らの固有性として知られることとなっています。冒頭の「表-1」によると、反響言語、反語言語、単純音声チック、とびはねる、たたくなど、知的障害者の行為の特徴にみられるものがあり、みたことの無い道を通ったら近所に通じていたという気がし2018/11/01
りんふぁ
1
肩から上の症状だけでなく、跳び跳ねる等の全身症状や繰り返し同じ言葉を発する言語等もチック の症状だとは知らなかった。また心因性ではなく、脳からの物質異常だったとは。わかりやすい内容だった。2013/12/11
風船
1
わかりやすい説明だった。2013/04/24
菜花
1
読んで安心できたところもあり、不安になったところもあり。でもチックって原因不明だったり「謎」の多い病気かと思ってた。色々解明されてるんだなあ。全てではないかもしれないけど「ワケ」が分かって良かったです。2010/04/13
バーバラ
1
チックに関してひととおりのことがわかりやすく書かれている。チックは環境に適応するために脳ががんばった結果らしい。2009/11/03