出版社内容情報
本書は、重症心身障害児の治療や看護の歴史を辿り、これまで診てきた多くの子どもたちの生と死のドラマを描きながら、家族との合意による終末期の医療のありようを提起する。
内容説明
急変時や看取りのとき―家族はどのような医療を求めているのか。子どもにとって何が幸せなのか。医師やスタッフはどう考えるべきか。
目次
第1章 疑問から気づきへ(小学生だった私の疑問と障害児医療;重症心身障害児の看取りの医療;生を全うする医療 ほか)
第2章 子どもたちとの出会いと別れ(素晴らしい青春のひととき(先天性福山型筋ジストロフィー症のK君)
新たな旅立ち、死を受け入れて(初めての長期入所から退所した脳性マヒのN君)
両親の愛に見守られた貴公子(脳性マヒのK・K君は二度の手術も耐えて) ほか)
終わりに(わたしの縁―私を支えてくれた人;今考えていること、思うこと;感謝をこめて)
著者等紹介
山田美智子[ヤマダミチコ]
小児科専門医(日本小児科学会)、小児神経科専門医(日本小児神経学会)。1967年東京女子医科大学卒業、1967年4月~1968年3月、東京女子医大病院でインターン。1972年3月、東京女子医科大学大学院(小児科)卒業、1972年4月~1975年、東京女子医科大学小児科助手。1975年6月、神奈川県立こども医療センター重症心身障害児施設と神経内科兼務、1999年4月~2008年3月、神奈川県立こども医療センター重症心身障害児施設長、2008年4月、神奈川県立こども医療センター顧問。1999年読売医療功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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