内容説明
自動車はアヘンである―。かつてこれほど根源的な問いかけがなされたであろうか。クルマ依存社会への痛烈な批判。
目次
第1部 自動車とは何か(自動車事故;身体と精神への影響;弱者への影響;以上の諸害についての総括)
第2部 解決の方向(移動手段としての自動車;物流のための自動車;解決へむけて)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
19
美術作家・弓指寛治さんが紹介していたので、興味をもって読んでみた。…曰く「自動車はアヘンである」。とてもアツい左翼文体なのには面喰ったが、著者がテーマにしている「自動車の交通事故」はさまざまな広がりがあって、刺激を受けた。で、考えたこと、忘れないでおこうと思ったこと→交通事故にはかならず加害者と被害者がいる。加害者と被害者には家族がいる。交通事故は頻繁に起きている。加害者家族と被害者家族は、頻繁に増えている。自分は何もしていないのに家族が人を傷つけた、あるいは人に傷つけられたという事態が頻繁に起きている。2022/05/10
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