内容説明
対抗構想としての「新福祉国家論」を提起。支配層の強行する帝国主義的諸改革の全体像をとらえ、それに対抗する運動の課題と展望を示す。
目次
第1部 再編と矛盾・対抗の焦点(帝国主義的改革と対抗の戦略)
第2部 帝国主義化と社会運動の課題(日本型新福祉国家戦略と社会労働運動;90年代における学校教育改変と教育運動の課題;戦後平和運動の特質と当面する課題;地方分権「改革」と自治体運動)
第3部 対抗構想としての新福祉国家(現代日本の企業社会と福祉国家の対抗―社会保障の視点から;新福祉国家論序説)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
4
1997年7月27日発行(初版)。20年以上かけて4巻を読み終えたことになる。ただ、第3章「90年代における学校教育改変と教育運動の課題」(中西新太郎・乾彰夫)については20年前に読んでおり、傍線も引かれていた。今回印象深かったのは、イギリスのベヴァリッジ報告が男性の片働らきを前提としたものであり、一方、スウェーデンは男女共働きが前提の社会保障制度であること、新福祉国家を作っていく上でのジェンダー問題の重要性(二宮厚美)。本書は出版から20年以上を経ているが、決して古くはなっていないと感じた。2021/05/01
tu-ta
0
http://tu-ta.at.webry.info/200901/article_18.html にメモ2009/01/25
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