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内容説明
「母と娘」という異なる個体と思想を持つ二者がつくりあげる文化とは。切り捨てられた私たちの存在の「根っこ」を再構築する画期的な考察。
目次
第1部 再生産される「性」(再生産される中世の女性―正室・側室・後家尼の権限と役割;『いざよひ物語』と女訓書―阿仏尼をモデルにした浄瑠璃;師系の文学における母と娘―俳人橋本多佳子と橋本美代子;美醜の尺度はどのように伝えられるのか―トニ・モリスンの『青い目がほしい』)
第2部 抑圧する母/反抗する娘(縛る母、逃げる娘―前近代中国から近代へ;恋愛結婚をめぐる母と娘の背馳―有島武郎『或る女』;焼け跡のシングルマザー―太宰治『斜陽』;楳図かずおにおける母と娘)
著者等紹介
田端泰子[タバタヤスコ]
1941年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。京都橘大学教授・学長。日本中世史・日本女性史専攻
河原和枝[カワハラカズエ]
1952年生まれ。大阪大学大学院博士後期課程中途退学。博士(人間科学)。京都橘大学教授。文化社会学専攻
野村幸一郎[ノムラコウイチロウ]
1964年生まれ。立命館大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。京都橘大学教授。日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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