出版社内容情報
「農村的」領域から日・中・韓・台の賃労働・雇用関係、土地所有=土地問題を具体的に俯瞰していく。そこから「世界の工場」から「世界の市場」への転換と大きく変貌させている東アジア資本主義のグローバル化をみていく。
内容説明
「農村」的領域から日韓中台の賃労働・雇用関係、土地所有=土地問題を具体的に俯瞰。「世界の工場」から「世界の市場」へと大きく変貌させている東アジア資本主義のグローバル化をみていく。
目次
グローバル東アジア資本主義を考える
第1部 東アジア資本主義のダイナミズム(グローバリゼーションと東アジア資本主義のゆくえ;アジア的低賃金の今日的展開)
第2部 いえ・むらの構造変動―日本(いえ・むら・土地のトポロジー;農村地域再生の胎動)
第3部 チプとマウルの構造変動―韓国(チプとマウルの構造変動;韓国無許可定着地の形成と解消)
第4部 出稼ぎ労働者(農民工)の世界―中国(珠江デルタの出稼ぎ労働者の「労働世界」;現代中国の労務派遣労働者)
第5部 「耕者有其田」(自作農)の終焉―台湾(台湾の農業構造の変動と農地制度;耕者有其田(自作農)と「農業発展条例」)
グローバル東アジア資本主義のアポリア
著者等紹介
加藤光一[カトウコウイチ]
1953年11月熊本県生まれ。松山大学経済学部教授。専攻は地域経済論、東アジア経済論、農業経済論、社会経済学。1983年九州大学大学院農学研究科博士課程(農政経済学専攻)単位取得退学。1987年農学博士(北海道大学)。(財)日本農業研究所、北海学園大学、信州大学を経て2014年4月より松山大学。この間、1997年、日韓文化交流基金フェローシップとして韓国(韓国農村経済研究院、韓国都市研究所)および2000年、国際交流基金フェローシップとして中国(中山大学嶺南学院)で在外研修をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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