現代の国家独占資本主義〈上〉

現代の国家独占資本主義〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784272140213
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

内容説明

金融資本の経済的支配をトータルに分析した現代日本経済論。

目次

序章 現代資本主義分析の方法(現代の金融資本;資本主義的「戦略」と社会的生産の無政府性)
第1章 金融資本の経済的支配
第2章 独占段階の過剰資本と有効需要創出(独占段階における現実資本の蓄積とその制限突破;高度成長期以降のケインズ政策)
第3章 金融資本と貨幣・信用制度(現代における資本過剰と貨幣の過剰;IMF体制下におけるアメリカ金融資本の蓄積と不均等発展;新たな資本蓄積の展開とその帰結)
第4章 金融資本と国家財政(広義の財政制度・政策の体系;社会保障制度の展開;国家独占資本主義と軍事経済;財政の国際的展開)
第5章 現代資本主義国家(現代日本の政治権力)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

29
1987年初版。現代資本主義の分析をマルクス主義から行い、国家独占資本主義が国民生活にどのように影響を及ぼしているのか、また今日に求められる階級論とは何なのか、国家の役割を位置づけながら論じられた内容です。難しかったですが、たいへん勉強になりました。階級運動論がもっと詳しく論じられるとよかったとも思います。福祉国家の階級統治的側面ではなく、権利性の意味をもっと深く考えたいと思いました。2019/06/20

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