内容説明
電子マネーの誕生で、現代の通貨はどうなるのか、さらに銀行・金融資本はどうなるのか…、貨幣・金融論を貫く現代的課題を本格的に解明する。
目次
第1部 電子マネー(電子マネー、「貨幣=情報」論の検討;電子マネーの決済システム論上および金融政策論上の位置づけについて)
第2部 銀行は消えるか(貨幣・金融論の現代的課題;銀行の本質について;ふたたび銀行の本質について)
第3部 現代の通貨論争(マネーサプライ・コントロールをめぐる岩田・翁論争について;貨幣供給の内生性と外生性について)
第4部 金融資本の行方(わが国における金融の自由化と金融資本の再編成)