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6人の容疑者〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784270104200
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

悪名高い若き実業家ヴィッキー・ラーイがパーティの席で射殺された。何度も悪行をとがめられながら、州内務大臣の父親の威光と金の力で難を逃れてきた男だった。容疑者は会場に居合わせた6人。人気女優、大物政治家、元高級官僚、泥棒、部族民、アメリカ人旅行者―それぞれに動機があり、しかも全員が拳銃を隠し持っていた。境遇も地位もまったくバラバラの彼らを殺人現場に引き寄せたものは何だったのか?6つの数奇な人生の物語が今明かされていく…。

著者等紹介

スワループ,ヴィカース[スワループ,ヴィカース][Swarup,Vikas]
インド北部ウッタル・プラデーシュ州生まれ。弁護士の家庭に育つ。アラハバード大学で歴史学、心理学、哲学を学んだ後に外交官となり、トルコ、アメリカ、エチオピア、イギリス、南アフリカに赴任。現在は総領事として日本の大阪に赴任中。デビュー作『ぼくと1ルピーの神様』は40ヵ国語以上に翻訳され、全世界で絶賛された。ダニー・ボイル監督によって映画化され(「スラムドッグ$ミリオネア」)、アカデミー賞を初めとする50以上の映画賞を受賞し話題に

子安亜弥[コヤスアヤ]
翻訳家。南山大学外国語学部英米学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Porco

6
映画『スラムドッグ$ミリオネア』の原作『ぼくと1ルピーの神様』で作家デビューしたインドの外交官による第2作。権力によって数々の犯罪を揉み消してきたドラ息子が殺害され、その容疑者として、現場に拳銃を持ち込んでいた被害者の父親や有名女優を含む6人が拘束される。彼らはなぜ拳銃を持ち込んだのか? 微妙に交錯するそれぞれの物語が波乱万丈で面白い。ちょっとファンタジックな要素も入っていますが、久しぶりにすごい海外エンタメ小説に出会いました。2015/01/19

himehikage

4
現代インド社会を風刺を込めてさまざまな視点から描いた群像劇2013/02/17

長月

2
インドの名前が北欧以上に覚えづらくて苦戦した(翌日まで覚えていられない・・・)が、段々波に乗ってきた。容疑者それぞれのエピソードに引き込まれて行きます。ぼくと1ルピーの神様同様結構ヘビーな内容なのに、この人の語り口はさらっとシニカルでオモシロイ!下巻が楽しみ~♪ランダムハウス社が倒産する前に文庫化されていて幸いでした。2013/01/29

けむち

2
文庫化待っていました。僕と1ルピーの神様に感銘を受け、今作も大いに期待しています。物語はまだ序章。下巻も早く読みたいです。2012/08/20

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