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内容説明
「年寄りがやるもので、とてもスポーツといえるしろものではない」と思っていたゴルフを始めてみた。しかも本場・英国で!真に成熟したイギリス人たちとつき合うにはどうすればいいか?何故、漱石は留学を楽しめなかったのか?旅と小説、故郷への思いを綴ったエッセイ集。
目次
第1章 旅へ(ぼくたちのスコットランド紀行;それはリッチモンド・パークで始まった;リッチモンド・パークのベンチ ほか)
第2章 小説という空間(わが師・岡野弘彦先生;短歌の不思議;四寸という表現 ほか)
第3章 故郷の山(駐車場にて;順番を守りなさい!;漱石以来の単身赴任 ほか)
著者等紹介
海老沢泰久[エビサワヤスヒサ]
1950年、茨城県生まれ。国学院大学卒業。同大学折口博士記念古代研究所勤務を経て、著述業に。88年、『F1地上の夢』で新田次郎賞を受賞、94年には『帰郷』で直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
エッセイ集のためタイトルにあるスコットランド紀行は全体の1/4程です。小説家に対する評論は読み応えがありますが、著者の私生活や文化に対するエッセイは眉を潜める箇所が多々ありました。イングランドでもロンドン・ホンダから借りたアコードで飲酒運転をした上で駐車場で物損事故をしたことを平然と書き綴っておりパンクしたタイヤを交換した編集者への賛辞で終わっているなど倫理観にかける点が目につき、せっかくの文化比較論も底の浅さを感じてしまいました。2015/01/06
さく
4
ラグビーワールドカップロスの今、図書館で「スコットランド」という文字に目が吸い寄せられて借りてきたけれど、“町で一番良いホテルに泊まり、美しい風景と落ち着いた風情を満喫、最高の旅でした”というエッセイとその他色々で私が知りたいことは書いていなかった。パソコンのマニュアルを書いた話と故郷の山が荒れていく話が面白かった。この年代の男性だなぁという印象。2019/11/10
miyagi
0
図書館で何気なく手に取って、そのまま借りてきて読みました。 すこし古いイギリスの本。 イギリスをクルマで回る旅は楽しそう。やってみたいです。2010/10/10