内容説明
下水道施設は、国民生活に最も密着した施設のひとつであり、雨水排除による浸水防止、汚水排除処理、トイレ水洗化などによる生活環境のための基礎的な施設としての役割にとどまらず、河川・湖沼など公共用水域の水質保全を通して、健康で文化的な国民生活を実現する上においても、極めて重要な役割を担っています。公共工事の縮減がさけばれるなか下水道工事に携わる方々には、調査、計画、設計、積算、施工、維持管理などいずれの段階においても、的確かつ適正な対応を心掛け、常により良いものを追求していただかなければなりません。もちろん、工期設定、工法の選択、安全管理面の配慮等で適切な計画を検討・実施し、それら一つひとつを確実に積算面に反映させることは欠かせません。このような状況を踏まえて、発注機関の専門家による小口径管推進工法積算研究会が、新たに泥水式推進工法の積算についてとりまとめたものが本書。
目次
1 適用
2 工種と構成
3 掘進機(小口径管泥水式先導体)
4 小口径推進管(推進管)の設計
5 推進力の計算
6 立坑の形状
7 日進量
8 施工区分
9 積算例
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- 戦国史研究 〈第89号〉