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内容説明
イギリスとの戦に明け暮れていたルイ15世治下のフランス。ブルターニュから上京し、パリ警察総監の下で見習い警視を務める若きニコラ青年は、ある警視の失踪事件の担当を命ぜられ困惑していた。なぜ経験もない自分が任命されたのか?悩みつつも捜査を開始したニコラだが、失踪事件はやがて陰惨な殺人事件へ、そして王宮をもおびやかす一大事へと発展する…。18世紀のパリを鮮やかに描いたフランスの人気シリーズ登場。
著者等紹介
パロ,ジャン=フランソワ[パロ,ジャンフランソワ][Parot,Jean‐Francois]
1946年生まれ。18世紀フランス史修士課程を修了後、外交官となり、キンシャサを皮切りにサイゴン、アテネ、ソフィア等で総領事を務め、外務省人事部、軍事防衛協力部部長を経て、現在は西アフリカの在ギニアビサウ共和国大使を務める。『ニコラ警視の事件』シリーズの作者でもある
吉田恒雄[ヨシダツネオ]
1947年生まれ。市川高校卒業後、1970年に渡仏。フランス油田施設整備会社を経て、ジャルパック・フランスに勤務。現地代表取締役として経営に携わる。2004年、退社後翻訳業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
珂音
7
18世紀のパリの描写が興味深い。怪しい人物は次々と現れるが、最後まで真犯人がわからなかった。シリーズ物のようなので次も楽しみです。2010/02/03
himehikage
4
警視の情報屋が「桶かつぎ」という設定がいい!2009/04/22
あつぼう
4
ルイ15世治下(18世紀)のフランスを舞台にした歴史ミステリー。表紙を見る限りもう少し軽い感じかなと思ってたけど、かなり骨太な一冊です。読み始めた時は18世紀のパリの説明が堅苦しくも感じるのですが、面白いので途中で苦にならなくなりました。当時のフランス料理や風俗など読んでいて感心させられる要素がたくさんあります。現代のように科学捜査もない時代に犯人を追いつめていく当時の人達の苦労なども伝わってきます。フランスではドラマ化もされてるようなのでそちらも観たいです。ニコラの今後が楽しみなんで読み続けたいです。2009/10/29
ココベリ
3
フランスではドラマ化ってことで買ってみたけど、序盤からつまらない。なんか意味不。2010/09/27
寧々子
3
当時のパリの様子が詳しく描写されているのは興味深いのですが、 そのぶん、物語のテンポは緩やかです。 けど本当に興味深いですよ!! フランスの歴史にも興味を持ってしまいました♪ 2010/06/13