出版社内容情報
2008年から2009年の冬、カナダ・バンフ国立公園のボウ渓谷に、それまでパイプストーン渓谷を縄張りとしていたオオカミ一家が突如として現れた。そして、1年のうちにほかのオオカミを一掃し、その後5年にわたり、渓谷での覇権を握り続けた・・・。臨場感あふれる写真と、従来のオオカミにまつわる概念をくつがす、最新の知見が満載です!
内容説明
カナディアン・ロッキーに現れた、あるオオカミ一家の盛衰を追った貴重な記録。臨場感あふれる写真とともに、「アルファ雄」「序列」「パック」といった従来のオオカミにまつわる概念を覆す、最新の知見を盛り込んだ一冊。
目次
1 カナディアン・ロッキーにおけるシンリンオオカミ観察にまつわるQ&A
2 パイプストーン一家の勃興
3 パイプストーン一家の最盛期
4 パイプストーン一家の没落
5 オオカミたちの行く末
著者等紹介
ブロッホ,ギュンター[ブロッホ,ギュンター] [Bloch,Gunther]
ポーランド、スロバキア、スペイン、イタリア、北アメリカで長年にわたり野生オオカミの観察を続け、オオカミとイヌの行動について6冊の著書がある。1977年、ドイツにイヌ科動物行動研究センターを設立。1999年にはイヌ科動物国際シンポジウムを発足させた。1992年から2003年にはパークス・カナダのもと、バンフ国立公園のボウ渓谷でオオカミの行動を研究。その後独立し、2003年から2014年まで独自に観察を続けた
マリオット,ジョン・E.[マリオット,ジョンE.] [Marriott,John E.]
カナダの第一線で活躍する野生動物写真家
喜多直子[キタナオコ]
訳書に『サファリ』『ふしぎの国のアリス』(大日本絵画)などがある
今泉忠明[イマイズミタダアキ]
国立科学博物館で哺乳類の分類と生態を研究。文部省(現文部科学省)の国際生物計画調査、日本列島総合調査、環境庁(現環境省)のイリオモテヤマネコ生態調査などに参加した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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