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- > ランダムハウス講談社文庫
内容説明
義父の会社設立代行業を手伝うマイケル・バークは、フランク・ダンコニアと名乗る男の仕事を請け負ったことから、FBIと地元警察より業務停止命令を受けた。当局はテロ犯としてその男を追っており、バークの関与も疑っていた。自らの潔白を証明する為、男の行方を捜し始めたバークだったが、その足跡をたどるうち、男が実現しようとしている恐るべき計画を知ってしまう。果たしてバークは男を止めることができるのか。
著者等紹介
佐藤耕士[サトウコウジ]
英米文学翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
YOMIPITO
1
ワハハハ。下巻は一転、トンデモ本に振り切ったね。追われる側のキーワードには「肩をすくめるアトラス」、ニコラ・テスラ、インターネット花嫁。方や追う側は、病気恐怖症の捜査官に相手にされず、フリーベースラーメン摂りながら徒手空拳。そしてラストは意外とピュア。これだけネタがあるならトニー・ケンリックみたいなユーモアにきちんと仕立てて欲しかったなあ。(因みに、「…アトラス」は「Xプライズ 宇宙に挑む男たち」のピーター・D愛読書。テスラはC・プリースト「奇術師」(映画「プレステージ」原作)で遭って憶えてたぞ。)2024/07/09
Steppenwolf
1
下巻ではニコラ・テスラの紹介も簡単にされていたし,アメリカ先住民の受けた迫害についても触れられていた。主人公のウィルソンが怒るのも尤もだろう。この話を読むアメリカの支配層は主人公に肩入れして読むのか知りたいところである。私は明らかに主人公に肩入れしてしまった。テスラについてはウィキーペディアに紹介がある。その中に文献として本書が上げられていた。また,この感想を読まれた方でアメリカ先住民の受けた困難については藤永茂「アメリカインディアン悲史」をご覧下さい。2009/12/30
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