出版社内容情報
現代最高の歴史家たちが、最新の知見に基づいて全体像を描き出した日中戦争研究の決定版。現代最高の歴史家たちが記した決定版。開戦当初は誰も長期化を予想せず「なんとなく」始まった戦争が、なぜ「ずるずると」日本を泥沼に引き込んでしまったのか。「あの戦争」の全体像に多角的に迫る。
波多野 澄雄[ハタノ スミオ]
著・文・その他
戸部 良一[トベ リョウイチ]
著・文・その他
松元 崇[マツモト タカシ]
著・文・その他
庄司 潤一郎[ショウジ ジュンイチロウ]
著・文・その他
川島 真[カワシマ シン]
著・文・その他
内容説明
日中戦争は近代日本の対外戦争の中で最も長く、全体の犠牲者の数は日米戦争を凌駕する。なぜ、開戦当初は誰も長期化するとは予想せず、「なんとなく」始まった戦争が、結果的に「ずるずると」日本を泥沼に引き込んでしまったのか。輪郭のはっきりしない「あの戦争」の全体像に、政治、外交、軍事、財政などさまざまな面から多角的に迫る。現代最高の歴史家たちが最新の知見に基づいて記す、日中戦争研究の決定版。最新の知見で描き出す「失敗の本質」。
目次
はじめに 日中歴史共同研究から一〇年
第1部 戦争の発起と展開(日中戦争への道程;日中戦争の発端;上海戦と南京事件;南京/重慶国民政府の抗日戦争)
第2部 戦争の広がり(第二次上海事変と国際メディア;「傀儡」政権とは何か―汪精衛政権を中心に;経済財政面から見た日中戦争)
第3部 戦争の収拾(日中戦争と日米交渉―事変の「解決」とは?;カイロ宣言と戦後構想;終戦と日中戦争の収拾)
著者等紹介
波多野澄雄[ハタノスミオ]
筑波大学名誉教授
戸部良一[トベリョウイチ]
帝京大学教授
松元崇[マツモトタカシ]
元内閣府事務次官
庄司潤一郎[ショウジジュンイチロウ]
防衛研究所研究幹事
川島真[カワシマシン]
東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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樋口佳之
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