新潮新書<br> 決定版 日中戦争

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新潮新書
決定版 日中戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106107887
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0221

出版社内容情報

現代最高の歴史家たちが、最新の知見に基づいて全体像を描き出した日中戦争研究の決定版。現代最高の歴史家たちが記した決定版。開戦当初は誰も長期化を予想せず「なんとなく」始まった戦争が、なぜ「ずるずると」日本を泥沼に引き込んでしまったのか。「あの戦争」の全体像に多角的に迫る。

波多野 澄雄[ハタノ スミオ]
著・文・その他

戸部 良一[トベ リョウイチ]
著・文・その他

松元 崇[マツモト タカシ]
著・文・その他

庄司 潤一郎[ショウジ ジュンイチロウ]
著・文・その他

川島 真[カワシマ シン]
著・文・その他

内容説明

日中戦争は近代日本の対外戦争の中で最も長く、全体の犠牲者の数は日米戦争を凌駕する。なぜ、開戦当初は誰も長期化するとは予想せず、「なんとなく」始まった戦争が、結果的に「ずるずると」日本を泥沼に引き込んでしまったのか。輪郭のはっきりしない「あの戦争」の全体像に、政治、外交、軍事、財政などさまざまな面から多角的に迫る。現代最高の歴史家たちが最新の知見に基づいて記す、日中戦争研究の決定版。最新の知見で描き出す「失敗の本質」。

目次

はじめに 日中歴史共同研究から一〇年
第1部 戦争の発起と展開(日中戦争への道程;日中戦争の発端;上海戦と南京事件;南京/重慶国民政府の抗日戦争)
第2部 戦争の広がり(第二次上海事変と国際メディア;「傀儡」政権とは何か―汪精衛政権を中心に;経済財政面から見た日中戦争)
第3部 戦争の収拾(日中戦争と日米交渉―事変の「解決」とは?;カイロ宣言と戦後構想;終戦と日中戦争の収拾)

著者等紹介

波多野澄雄[ハタノスミオ]
筑波大学名誉教授

戸部良一[トベリョウイチ]
帝京大学教授

松元崇[マツモトタカシ]
元内閣府事務次官

庄司潤一郎[ショウジジュンイチロウ]
防衛研究所研究幹事

川島真[カワシマシン]
東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

34
「決定版」という強気なタイトルだが、その名に恥じない著作だと思う。日中合同の歴史研究に携わった学者が、デリケート故に報告書に採り上げづらかった問題も含め、新たな参加者を含んだ研究会の成果だそうで、特に中国側の見方が随所に反映されているのが新鮮だ。「宣伝下手」という日本人の特性と、特に蔣介石夫人の宋美齢の果たした対アメリカ宣伝のコントラスト、終戦時の中国では日本軍、国民政府軍、共産党軍が大陸で勢力を張っておりその中で日本軍が最も強力、それを武装解除に持っていく道筋など、他書ではあまり取り上げられていない。2018/11/25

樋口佳之

30
二〇〇六年秋の胡錦濤国家主席と安倍晋三首相との合意に基づき、同年一二月から開始された共同研究は、〇九年末に最終会合を終え、翌年に報告書を一部公表して幕を閉じた。/その研究を引き継いでいる内容。一部公表して幕を閉じるのはもったいなかったのでは。一致点、不一致点を含め全て公表して、何度でも歴史認識をすり合わせる方がよかったのでは。/日中双方の問題を語るという内容になっていて、新しく知る(というか意識に残る)事もあるけれども、大陸で行われた戦争だということを忘れてはいけないと思いました。2018/12/05

wiki

22
露烏戦争の成り行きを見ながら、日中戦争が二重写しに見える部分が多くある。網羅的に述べる内容で、現代に論点となる様々な問題の因縁が端的に綴られており、新書として「決定版」と呼んでも違和感はない。にしても、民衆の意志は「根無草」と呼んでその通りだと思う。盧溝橋事件、連なる通州事件により社会大衆党が軍部支持に周り、過半の勢いは戦争へと一気に傾いたとある。センセーショナルな事件で爆発したわけだが、SNSが発達し、しかも「あなたへのオススメ」が常に表示される現代において、この危険性は非常に高まっているのではないか。2023/07/16

紙狸

21
2018年刊行。日中戦争について基本的なことを確認しようと繙いた。「日中歴史共同研究」終了後、日本側の参加者が勉強会を続けていたことが土台となった本。5人のしっかりとした専門家によるまっとうな本だ、という印象。地図をもっと入れてほしかった。日本軍は当初短期決戦での勝利をもくろんだが、中国側の持久戦略に応じざるを得なくなり、戦線は基本的に膠着した。1937年の第2次上海事変は、「蒋介石が主導的に導いたものであった」。2023/05/23

小鈴

19
教科書で見知った点々とした用語がこの本を読んでつながりました。歴史のターニングポイントは上海戦なのではないかと思いました。陸軍が乗り気ではない、海軍の推した上海戦が決め手になり太平洋戦争突入の契機になったのでは。海軍は自分の権益のために上海戦を推したし、海軍の航空隊は圧倒的で制空権を抑え、陸軍は対ソ戦のために気鋭の隊員は残し質の低い連隊構成、揚子江をバックにした南京の地形。蒋介石の甘い見通しと最後は逃げるように去ったため「南京大虐殺」が発生。両者の要因が相まっての虐殺が起こるべくして起きた。。。合掌。2021/04/06

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