- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 海外文学
- > ランダムハウス講談社文庫
内容説明
ある冬の朝、ペンシルベニアの連邦刑務所を一人の男が出所した。出所したその足でかつての囚人仲間の元へ向かった男は、テロリストの手先として三角貿易に関わることとなる。だが、テロ自体は彼の目標とするところではなかった。男の胸には、服役中に温めてきたある「計画」があった。そしてそれは、自他共に認める彼の天才的な頭脳と、テスラの「ノート」があれば、果たせるはずだった…。ベストセラー作家渾身のスリラー。
著者等紹介
佐藤耕士[サトウコウジ]
英米文学翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YOMIPITO
2
廃棄寸前本のサルベージ。読む前の調べでは、トンデモ本かバカミスの様な感じなんだが、ケレンもドラマも無く淡々と進む。今のところ登場人物が皆地味なんだよな。テレビだったらチャンネル変えるところだが、ようやく下巻からダイナミックに動きそう。世界中のモーターを止めてやると考えるテロリストを巻き込まれ型ヒーローが追う…。お楽しみはこれからと信じ、グッとこらえて下巻へと向かう…。2024/07/08
Steppenwolf
0
アメリカ先住民系の主人公がニコラ・テスラのアイディアに則ってテロの類を実行する物語である。上巻ではその準備のためにアルカイダと組んで武器とダイアモンドの交換に出向く。気に入らないのは主人公が天才的頭脳の持ち主という設定の割りにはその片鱗を見せない点である。下巻に期待することにしよう。本書は2007年11月の発行で既に絶版というのは余りにも寿命が短い。2009/12/23