内容説明
安全保障化論の可能性と問題点を明らかにする。
目次
第1部 安全保障化の諸相(気候変動問題の安全保障化?―日本の対応を事例として;HIV/AIDSの安全保障化―1980年代から90年代前半のアメリカ社会を事例に;安全保障化としての英国の対中脅威認識形成過程―2021年英空母打撃群(CSG21)のインド太平洋展開に注目して
安全保障化とメディア―気候変動問題をめぐる報道の内容分析)
第2部 安全保障化論の課題と展望(コペンハーゲン学派の批判的再検討―EU拡大における「安全保障化」の事例から;ホッブズにおける安全保障政策の基本原理;経済における安全保障化の逆説―21世紀初頭の世界金融危機とレアアース危機からの一考察;言語行為としての安全保障化―分析哲学の観点から見るその限界と可能性;安全保障化理論の再構成―より一般的な安全保障分析のために;戦後日本の「自己安全保障化」防衛政策―憲法という言語行為規範)
著者等紹介
小田桐確[オダギリタシカ]
関西外国語大学外国語学部准教授。上智大学大学院外国語学研究科国際関係論専攻博士後期課程単位取得満期退学。上智大学特別研究員、関西外国語大学講師を経て、2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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