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内容説明
空軍反乱部隊を指揮するのはIQ182の元中将“シーザー”。彼は人類絶滅をもたらすウイルスと予防ワクチンの開発に成功。基地には、人体実験に供される凶悪な死刑囚、熊、コモドドラゴン、謎の少年を隔離していた。閉じ込められた大統領の全命を奪い合う銃撃戦は、生物兵器手榴弾が登場して、さらに激化。大混乱に陥った監禁区画では、全てが解き放たれ…。“案山子”が遂に宇宙へ飛び立つ驚天動地のアクション巨篇。
著者等紹介
ライリー,マシュー[ライリー,マシュー][Reilly,Matthew]
1974年、オーストラリアのシドニー生まれ。22歳のときに執筆したCONTESTが注目され、1998年に『アイス・ステーション』(ランダムハウス講談社刊)でデビューを飾る
松田貴美子[マツダキミコ]
大阪生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志田健治
10
上巻は説明的なシーンとアクションが多かったように思いますが、下巻ではぐっと人物描写が濃くなり、ハラハラドキドキで楽しめました。退場してしまう味方が惜しいんですけど、あとがきでも書いてあるようにマット著者はアクションとスリル重視するから、そのためにキャラを犠牲にするんですね。なるほど、そういうことなら納得できます。敵方もちょっとオツムが弱い集団なのが気になりますが、それも〈案山子〉を走らせるための障害物なんですよね。〈おっ母〉とガントは人間味があって好きです。この二人のシーンはおもしろい!続編も読むぞ〜!2017/01/02
爺
3
2010年8月10日読了。久々のマシュー・ライリーだったが、前作ほどではなかった。そこそこ楽しめはしたけど、のめりこむほどではなかった。続き読もうかどうしようか…。2015/02/18
nur1202
3
(上下共通) 舞台の設定が良く効いていますね。 狭い範囲で大勢の敵と戦うってのが、もう、 アメリカのアクション映画らしいと言うか。 途中のドンパチも最後の大仕掛けもはったりがきいていて良かったと思います。 キャラクターの設定もうまく活かされていたかな。 FPS にありがちな展開かもしれないけれど、どうなんだろう?(^^;2010/09/19
sezmar
3
作者マシュー・ライリーの巻末インタビュー(下巻p357) 「そう、ある批評家が昔、僕の本登場人物は"成長"を証明できるほど長生きしていない、 と言っていたな。僕の回答は簡単だ。僕はアクションとスリルと冒険について書きたいから、 登場人物を成長させることでアクションのスピードが低下するなら、登場人物の成長 を犠牲にする!」 これは続き(俗間のタイトルはScarecrowで刊行予定らしい)も楽しみ。 2010/08/22
mimi_chataro
2
案山子とチームの面々は「危機一髪」のてんこ盛り。撃たれ、走り、潜り、大気圏外まで飛ぶ。エリア7の謎が明かされ、敵の思惑を知る。アクションとスピード感を堪能。(大統領も頑張って走りましたね〜。)最後に案山子が残す瓦礫の山! マグフック大活躍。「ターゲットナンバー12」へ進む。2013/08/23
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