ランダムハウス講談社文庫 アール・グレイと消えた首飾り―お茶と探偵〈３〉

チャイルズ，ローラ【著】〈Ｃｈｉｌｄｓ，Ｌａｕｒａ〉/東野 さやか【訳】

武田ランダムハウスジャパン（2006/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 383p／高さ 15cm
• 商品コード 9784270100738
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

その時、凄まじい轟音が婚約披露の会場にこだました。天井が崩れ落ち、華やかな場は一転。悲鳴に包まれる。そして気がつけば、この夜のために飾られたマリー・アントワネットゆかりの婚約指輪も忽然と姿を消していた…。だが事件はこれだけでは終わらない。街で開かれた名宝展でも、高価な首飾りが盗まれたのだ。この街に怪盗が！？真相究明に乗り出したセオドシアと、愛犬アール・グレイも大活躍の、シリーズ第３弾。

著者等紹介

チャイルズ，ローラ［チャイルズ，ローラ］［Ｃｈｉｌｄｓ，Ｌａｕｒａ］
広告代理店でライター兼プロデューサー、さらに自らが設立したマーケティング会社のＣＥＯ兼クリエイティブ・ディレクターを務めた後、シナリオライターになる。その後ミステリ作家を目指し、２００１年に『ダージリンは死を招く』でデビュー。「お茶と探偵」が人気シリーズとなり、現在７作目までがアメリカ本国で刊行中

東野さやか［ヒガシノサヤカ］
上智大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちげー]

ようやく図書館が開いて、待ちに待った続きを早速借りて来ました。 このお茶と探偵シリーズはとても面白いです。 お茶のミニ知識や美味しいレシピ等も載っているので、色々楽しめる一冊だと思います。

2020/06/22

[みちゃこ@灯れ松明の火]

読了しました。好きなコージーミステリーで「クリスマスに取っておきます」と言ったけど、待ちきれなかった。内容はご近所での事件を解決するお話。たまらないのは必ず美味しい紅茶とお菓子、またはお料理がある事。読んでるだけでお腹が鳴りそう…。 一番辛かったのは健康診断前日に読んでたこと。何度も何かを口に運んでしまいそうでした。優しいストーリーが好きな方にはお勧めします♪。

2010/11/02

[クナコ]

初読。コージーミステリー第3巻。今作も主人公の素人迷探偵ぶりがすごい。もちろんこれは褒めていないのだが、もうこのシリーズはそういうもの、グルメお茶の間なんちゃってミステリとして楽しむ。相変わらず海産物やお菓子とお茶、街並みの描写が巧みで、現地観光に行きたくなる。作中で米国におけるお茶の人気の高まりについて触れているが、向こうでは緑茶もチャイも、紅茶もハーブティーもなんでも「ティー」と付けばティーショップの取り扱い分野になるらしい。過去に英国文化に反発した弊害か。〜茶専門店はないのだろうか。

2022/07/05

[伶夜]

「たいていの者は、宝石の見た目の価値しか理解せん」「そういう輩は、宝石は歴史そのものでもあるという事実に気がつかない。宝石はわれわれに語りかけてくれるのだよ、物語を」(本文より)

2018/03/16

[あつぼう]

本作は今までとは少し趣向を変えて殺人犯が相手ではなく怪盗がセオドシアの相手となります。毎回危なっかしくてドキドキさせてくれるのがセオドシアの捜査方法なんですよ。コージーミステリーの良い所は、素人探偵が事件を解決しようと走り回るので難しくないんです。本格的なミステリーが好きな人には少し物足りないって思うやろうけど、シリーズ化されてるコージーは脇を固める登場人物なども味があって面白いです。お茶と探偵シリーズというだけあってお茶の香りとオシャレなセリフ、そしてチャールストンの雰囲気に酔いしれてください。

2009/05/24