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出版社内容情報
いま出現しているのは新たな自然か、暴走し始めた古い自然か。外来種の脅威を知る旅の果てに著者が目にしたものとは――。陸と海、双方で進む「画一化する自然」の姿を活写した紀行ノンフィクション。
交通手段の発達によって人類が地球上をくまなく行き来するようになったことで、今や動植物も本来の繁殖地を遠く離れて世界中へ侵出している。飛行機に乗ってグアム島へと上陸し、現地在来の鳥たちをエサにするミナミオオガシラヘビ。ヨーロッパから船のタンクに忍び込んでやってきた、アメリカ各地で生態系を破壊するゼブラガイ・・・。外来種が世界中に移動して絶滅寸前の在来種を駆逐していく危機的な状況を、生物学者たちは「世界の均質化」と呼んで警告する。養老孟司先生の解説文入り。
内容説明
生物多様性の現状を知る旅の果てに著者が目にしたものとは―。陸と海、双方で進む「画一化する自然」の姿を活写した紀行ノンフィクション。
目次
第1部 陸(ヘビの棲む島;糸をたぐる;ヘビ調査;知恵比べ;壮大な実験;交易の始まり、自然の終わり;鳥マラリア;生態学者が挑む命題;境界;ハワイの昆虫たち;生態系への侵略;ルールを変える者;侵入種;風に漂う)
第2部 海(海の密航者たち;海洋生物学者の研究室;手つかずの自然はどこに;旅をするフジツボ;海についた指紋をたどる;洋上のフィールドワーク;侵入種学の確立をめざして;エデンの園へ;タスマニアの変わりゆく生態;「手つかずの自然」という幻)
著者等紹介
バーディック,アラン[バーディック,アラン][Burdick,Alan]
『ディスカバー』誌のシニアエディター。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』、『ハーパース』、『ナチュラル・ヒストリー』などの雑誌や科学誌にも寄稿。妻とともにニューヨークに在住
伊藤和子[イトウカズコ]
早稲田大学第一文学部卒業。創刊時より『ニューズウィーク日本版』の翻訳、編集、『ナショナルジオグラフィック日本版』の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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眠り王
shin
150betty
やきそらまめ
尾張こまき