内容説明
相手を説得できるかどうかはひとえにプレゼン資料の出来しだい。元データを変幻自在に歪めたチャートの数々を大公開。どの数字をどんなグラフでどう見せるかによってあなたの頭のよさがわかる。
目次
1 チャートの魔力をあなどるなかれ
2 図表が引き起こした大惨事
3 値を歪めるデータを手に入れる
4 値を歪める図表化によるだまし
5 値を歪めるデータ項目と時間
6 軸を歪めるカテゴリーや時間
7 チャート全体を歪める
著者等紹介
ストレンジ,ニコラス[ストレンジ,ニコラス][Strange,Nicholas]
フリーの経営コンサルタント。オックスフォード大学、ロンドン大学社会科学部、フォンテンブローのINSEAD卒業。マッキンゼーでキャリアをスタートさせ、のちにインガソール・エンジニアーズのディレクターに就任。グラフィックス等についてのコンサルティング研修を国際的企業に向けて担当した
酒井泰介[サカイタイスケ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
チェ・ブンブン
22
教職プレゼンの資料。「新しい情報科」の概念として情報を読み解く力が、タッチタイピング以上に必要だという為の武器であった。様々なグラフの使い方、人を騙す方法が沢山書かれており、レポートラッシュ前に読んで正解だった。大事なことは、嘘はつかない。真実に手を加えるだけである。2014/06/22
或るエクレア
8
ついこの間、フジで池上さんが縦軸幅を加工した「日米の所得格差の比較グラフ」を使って問題になった。この本にはそういうテクニックがいっぱい書いてある。2017/04/26
ochi
6
買ってはいけない。訳が直訳でわかりにくい。おそらく、訳者の文章力が低すぎるのが問題だ。訳者あとがきを読んで実感した。コンセプトが良い本なのに残念だ。2008/10/15
bluemint
5
データ表と違い、グラフはメッセージや主張が目的である。比較主張をしたいために様々なごまかしが生じる。円グラフや折れ線グラフなどの種類ごとに、見方を歪ませる方法を解説している。ただ、訳文もしくは原文がとても読みにくく、例のグラフも日本人にはまるで興味のなさそうなデータを使っているので読み通すのが苦痛だった。グラフごとに解説が纏まっていないので、散漫な印象になり勿体ない。2022/04/21
ササキマコト
5
テクニックを活用するためというよりは自己防衛の目的で読んでみました。感想はまぁ「興味深いけど読みにくい」でしょうか。実際のグラフを用いて一つずつ丁寧に解説されていますが、私には逆にまどろっこしく感じられました。もちっとポイントを絞って解説して欲しかったなぁ。個人的にはCHARPTER-1のような構成が好みです。騙しのテクニックを掘り下げて欲しかった。テーマ自体は興味深かったので、似たような他の本を読んでみようと思います。2013/06/23




