内容説明
1865年に終結した南北戦争の遺産に執拗にこだわり続け、アメリカとは、アメリカ人とは、と鋭く問いかける最近のベストセラー小説群を読み解くためのガイドブック。
目次
プロローグ 南北戦争小説の現在
第1章 冒険とミステリー―イニシエーションの旅の記録
第2章 ジェンダーの壁を越えて―女性作家が描く南部女性たち
第3章 戦場のファンタジー―トマス・ダイジャの世界
第4章 オルコットの娘たち―『若草物語』を読む二人の女性作家
第5章 戦争の傷痕―メルヴィルとホイットマンの場合
第6章 終わりなき行進―E.L.ドクトロウ『進軍』を読む
エピローグ
著者等紹介
大井浩二[オオイコウジ]
1933年高知県生まれ。大阪外国語大学卒業、東京都立大学大学院修士課程修了。関西学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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