内容説明
日本開国を予言していたメルヴィル、岩倉使節団にスピーチをしたエマスン、明治皇后に影響を及ぼしたフランクリン、ロンドンやシンクレアと交流のあった日本人。黒船到来で始まった日米交流をアメリカ文学の視点から追う。
目次
日米文化交流
十三の徳目から生権力へ―グローバリゼーション下の日本におけるフランクリンの格言
日本を開国したのは捕鯨船であったのか―ペリーとメルヴィル
ジャック・ロンドンと日本と日本人
不純な肉(体)―ルース・L.オゼキの『マイ・イヤー・オブ・ミート』における混成と交差
禅仏教とアメリカのカウンターカルチャー―ゲーリー・スナイダーの日本体験
ロバート・フロストの「原爆詩群」をめぐって
日本におけるウィラ・キャザーの翻訳・出版事情
著者等紹介
中川法城[ナカガワホウジョウ]
1944年生まれ、龍谷大学文学部教授
高橋勇二[タカハシユウジ]
1951年生まれ。龍谷大学文学部教授
藤谷聖和[フジタニセイワ]
1948年生まれ。龍谷大学文学部教授
藤本雅樹[フジモトマサキ]
1953年生まれ。龍谷大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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