内容説明
分離、転移、複合する“わたし”の変容。現代文学の原点であり、頂点でもある不朽の作品群を通して、人間の知覚力、認識力の根源に迫る、壮大な批評的実践。
目次
序論 作者・話者・主人公・“私”そして言語―ホメーロスからベケットまで
1 オデュッセウスの裸身
2 ダンテの心臓と「愛」
3 ラブレーの言語衣裳
4 スウィフトの言葉と物
5 スターンのセクシュアリティ
6 プルーストのうその身体
7 ジョイスの声
8 ベケットの文字
著者等紹介
近藤耕人[コンドウコウジン]
1933年、東京に生まれる。東京大学英文科卒。明治大学名誉教授。アングロ・アイリッシュ文学、映像学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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