内容説明
言葉の多彩さを通じて知るシェイクスピアの魅力―言語学によるシェイクスピア入門であると同時に、シェイクスピアによる言語学、英語学への入門書でもあり、しかも高いレベルの言葉の研究の楽しさを教えてくれる書。
目次
A 書法と音論(書法―正書法、句読点;音論―初期近代英語の音韻、シェイクスピア英語の発音)
B 統語論
C 語彙(その量と語源の構成比率;ゲルマンおよびラテン系の語彙;フランス語=ラテン語について;イタリア語、スペイン語、アラビア語、その他からの借用語;機能および身分・地域の差による変異形;初期近代英語の古語法;語の創造者としてのシェイクスピア;古風な語彙)
D 補説 シェイクスピア英語とアメリカ英語