出版社内容情報
呉に大敗を喫し、白帝城に逃げこんだ玄徳は、孔明に後事を託して没した。劉禅が皇帝の位につくと、魏の曹丕は五路から蜀攻めを企てる。孔明はすでに四路からの攻撃に手を打っており、劉禅を安心させる。残る一路、呉との国交回復の使者に抜擢されたトウ芝は、死も覚悟の上で呉へ赴く。孫権は鼎の中で油を煮えたぎらせ、使者の到着を待っていた。
目次:
魏呉攻防戦/玄徳没す/五路五十万/使者トウ芝/浮かぶ長城/火と風と/益州の乱
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
20
劉備死す!って主人公じゃなかったんかい?!てか、表紙に「劉備の死」とか書かんで欲しかった。2018/02/28
わたー
14
★★★★☆桃園の誓いにて義兄弟となった3人の最後の1人、劉備の死。大きく回り道をしながらも農民から漢中王にまで成り上がった偉大な英雄の死は、知っていたとしても残念でならない。2020/03/29
gtn
10
劉備死す。志半ば。人徳の人劉備のこと、先立った関羽、張飛との桃園の誓いを律義に守ったのだろう。だが、巨星堕ちても戦乱は止まない。世はダイナミックに動き続ける。2024/04/01
しの
10
劉備が死んでから、なんだかポッカリと穴があいて、前回はここで読むことを辞めてしまったんだよなー。これからがおもしろいのに!!孔明、南征の意気込みが強すぎて、表紙の顔がなんだか南蛮気味ですwこんなに彫り深かったっけ!?2017/02/22
コウメ
9
劉備までも亡くなってしまうとは2019/03/14