出版社内容情報
玄徳は、敵の誘引の計にかかり危機におちいっていた。だが、張飛が運良く駆けつけ、玄徳を救い出した。孔明は名将・張任を金雁橋で討ち、要害・ラク城をついに落とす。降伏を拒否した劉璋は、漢中の張魯に援軍を乞う下策に出た。張魯は援軍の将に馬超を任命、曹操に敗れ漢中に身を寄せていた馬超が再び立ち上がった。
目次:
援軍到着/金雁橋/ラク城落城/漢中馬超軍/裏工作/馬超降る/成都陥落
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
15
孔明の智略により、攻防ではなく対話によって蜀を手中にした劉備。徒に血を流すのは愚か。望むらくは無血革命。これにより初めて劉備は自らの国を持ち、曹操の魏、孫権の呉、劉備の蜀による三国志が始まる。三十五巻に至ってようやく。2024/03/09
SIN EIM
13
【三国鼎立!もうちょっとだけ続くんじゃ】あと25巻もある。ここで完となった方が物語的にはよかったかもしれん、と思う展開が続くのが歴史のつらいところ。三国時代の後に続いたのが戦乱の時代で、隋の時代まで血で血を洗う戦い+異民族の襲来と更にえぐいことになった。地獄のような時代幕開けにキラ星のように活躍した人々の英雄譚が神格化されることがある。アーサー王物語も、西暦500年以後のブリテンがとんでもない状態になる。そんな時代の幕開けに、統治されていたらしい統治国家があったらしい記録がアーサー王伝説の原型である。2025/06/17
わたー
11
★★★★★ここにようやく孔明の描いた天下三分の計が成る。仁君として売っていた劉備のせいで時間がかかってしまったが、遂にスタートラインに。感慨深い。2020/03/29
コウメ
11
張飛VS馬超2019/03/15
しの
7
名場面!でました!「むむむ」「なにがむむむだ」!!!そして雒城落城(らくじょうらくじょう)!これは駄洒落ですよね!?2017/01/25
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