出版社内容情報
周瑜を呉軍から骨抜きにしたい曹操は、周瑜の旧友・蒋幹を送りこんだ。しかし周瑜は、蒋幹を利用して、曹操に水軍提督・蔡瑁を殺させた。孔明がこの謀略を見抜いていることを知った周瑜は、孔明に十日で十万本の矢を作るよう無理難題を吹っかける。孔明は三日で“作る”と宣言し、ワラ人形を積んだ船を出して曹操の陣に夜襲をかけた。
目次:
謀略/覆面船団/埋伏の毒/裏の裏/鳳雛立つ/見破られた火計/鉄鎖の陣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
20
偽手紙に騙され、即座に名将蔡瑁の首をはねる曹操。かたや、水鏡先生こと司馬徽が、伏龍又は鳳雛のいずれかを手に入れれば天下を握れると予言し、鳳雛龐統を味方にした呉軍・劉備連合。天がどちらに与するかは自明。2024/02/23
わたー
11
★★★★☆サブタイトル通り、赤壁の前哨戦。各軍の軍師同士の知恵比べは、やはり孔明に軍配が上がるそうで、彼の深謀遠慮には舌を巻くばかり。相手の兵力を利用して、100万本の矢を用意してみせる手腕は流石の一言。2020/03/28
noko
9
三国志の中でも、一二を争う人気のある時代になってきました。孔明が呉に行き、周瑜とやりとりをして、色んな意地悪に上手く返していきます。曹操を倒すべく、共に戦うことになったのに、一筋縄にはいかないのが、周瑜ですね。孔明は賢人ですが、周瑜もなかなかの策士ですね。各人、騙し合いの連続で、面白く気が抜けない展開です。2023/06/01
しの
9
あー、火計ごっこやりたいいいいい。それにしたって、ちゃんと知識があって読むのと、まったくわからない状態で読むのはこんなにも違うものかねぇ。前回読んだ時の印象が全くない( ;∀;)2016/11/27
ばっぱら
8
孔明と周瑜のコンビの活躍。2017/08/30
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