出版社内容情報
呂布との決戦を終えて、玄徳と曹操は連れだって都に凱旋した。帝との同族が明らかになった玄徳は、帝の厚い信頼を得る。帝位を狙う曹操は、帝を誘った狩りの場で、帝をないがしろにする。漢室の行く末を嘆いた帝は、董承に「曹操を討て」と書いた密詔入りの玉帯を授けた。董承は密かに同志を集め、玄徳も仲間に加わった。
目次:
臣道/血判状/英雄論/放たれた虎/袁術の最期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
老眼のローガン
23
【出自の怪しいごろつき】すなわち劉備玄徳のことである。なんで、田舎のむしろ織が帝のお気に入りになったのか?そもそも、盧植先生のところで公孫瓚と一緒に勉強したのか。劉性を名乗ってみんなが信じたのか。それは孔融の推薦のためだという。映画レッドクリフの最初、唐突に曹操に処刑されたおじいさんである。孔の名を持つことから、孔子の末裔で、儒教・儒者のリーダーだ。この人を殺したから曹操は悪のレッテルを張られた。どういう経緯か、劉備は孔融に気に入られ、彼のグループに所属していたらしい。結果、三国志演義で徳の人物となる2025/04/17
まるほ
23
呂布を倒し、帝を擁する曹操の勢いは増し、自らの力を誇示する振る舞いも多くなる。憂う帝は朝廷の重臣董承に密書を玉帯にしたためる。帝の一族の末裔であることが明らかとなった劉備に対する帝の信頼が増すつれ、曹操の警戒心も増す。曹操は劉備に英雄論を仕掛ける。水面下では反曹操の動きが高まるなか、劉備も董承より帝の真意を知り、血判状に名を連ねる。▼袁紹は勢力を増し公孫瓚を滅ぼし、袁術から玉璽をも譲り受けらんとしていた。この機に乗じて袁術討伐を曹操に申し出る劉備。臣民の信を失った袁術は、袁紹の元に向かう道半ばで死す。2021/07/11
gtn
20
天子を脅かす存在となった曹操。世のために、彼を討つという志ある者の血判状に劉備も名を連ねる。驕りゆえか、劉備の真意には気づかぬ曹操。転じて、淮南で自ら皇帝を名乗り、悪政を尽くした袁術。劉備軍と山賊に襲われ、最後は農民から一杯の水も恵んでもらえず餓死。増上慢の末路は哀れ。曹操はどうなるか。2024/01/23
みゃーこ
15
「機も熟さぬうちにことをおこせばかえって害をまねく」「狩猟遊びは真の目的ではない、どいつが味方か、敵にまわるかをためすのが目的だ」(曹操)…策略家だ。「ここに名を連ねるものが濃く深く結ばれていれば必ず大事は成功する」(薫承)成功を決するのは連帯だ「龍は実在するか?ありとみればあり、無いと見ればない、龍というものは天に昇る機がいまだ熟さん時は頭を埋め、爪を隠し深淵にひっそりと2012/11/27
餅屋
14
横山三国志15冊目、表紙の劉玄徳の後ろに虎⁉▲帝をないがしろにする曹操!帝の厚い信頼を得る玄徳‼密詔入りの玉帯を授けられた董承⁉▼狩猟では、何が起こるか分からない⁉若い頃は賢く見えた献帝も残念感がいっぱいで⁉董承頼みとは追って知るべし。それを煽る馬騰って、そんなキャラだったっけ?雷が怖い怖い、それ上手すぎる、演技派の劉玄徳に、まんまと騙される曹操、冷静な郭嘉。というか、曹操の劣化具合が甚だしい。公孫瓚の悲劇に涙。同情の余地すら無い袁術。野に放たれ嬉々とする劉玄徳と義弟たち、人生いろいろデッセ(1978年)2026/04/09




