われ去りしとも美は朽ちず

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われ去りしとも美は朽ちず

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267023651
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

世界の美術業界に革命をもたらした陶板技術。その技術を発見し、美術作品として活用することで、世界に類を見ない規模の美術館として広く知られている鴻塚国際美術館(作中名称)。その設立に尽力した人々の姿を描くことで、「陶板」という、一つのおおきなムーヴメントを起こした先見性、可能性、将来性を、老若男女問わず、アートに興味をもつ世界中の人々に訴える。
当時の陶板制作の現場担当者、版権取得に関する交渉話、美術館建設に関する話を、関係者への取材に基づき描いたアート小説。

内容説明

世界の美術業界に革命をもたらした美術陶板。その原点は、徳島・鳴門の地にあった!技術を発見、トライ&エラーを繰り返し、芸術作品として昇華、展示することで、世界に類を見ない規模の美術館として広く知られている国際美術館。その設立に尽力した人々の姿を描く。

目次

第1章 信楽の春
第2章 鳴門の砂
第3章 一千点の絵
第4章 美を選ぶ者たち
第5章 ヨーロッパの十字路で
第6章 渦潮、湧く
第7章 去る者、残る者
第8章 睡蓮の涙
第9章 最後の大物

著者等紹介

玉岡かおる[タマオカカオル]
1956年、兵庫県三木市出身。87年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で、神戸文学賞を受賞。2008年、『お家さん』で織田作之助賞大賞を受賞、テレビドラマ化、舞台化される。22年、『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で第41回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

146
大塚国際美術館の開館をモデルにした小説。改めて、三千年先まで劣化しない陶板で、世界の名画を、オリジナルと同じ大きさ・同じ環境で展示するという画期的な試みを実現した大塚正士氏(小説では鴻塚氏)の信念が胸に刺さる。国立公園内での建築計画の苦労以外にも、著作権問題や額縁の製作など、様々な困難があったことをこの小説で知る。複製する作品を選ぶ絵画選定委員会の先生方が登場人物の中心だが、偽物絵画とか、拝金主義などという心ない批判に晒されながらも、陶板美術の歴史的価値を信じて尽力する人間模様が、生き生きと描かれている。2022/11/29

みかん🍊

93
鳴戸にある陶板で作られた世界中のアートが収められた大塚美術館、以前一度行った事があるがあまりに広大で全て回ることは出来なかった、いずれ朽ちてしまう素晴らしい絵画を陶板で作る事により2千年は残す事が出来る、東京や大阪ではなく社長の地元である鳴戸で設立されたのは観光客を呼び入れる目玉になり地元に還元するためという思い入れもあった、この壮大な美術館を作る為に奔走した社員や美術関係者の目を通じて描かれる壮大なプロジェクトには読んでいてわくわくさせられた、これはもう一度行かねばなるまい。2023/11/07

しいたけ

83
大塚国際美術館のこと、わかっていないままにしていた。建設に関わった漢たち・・社長や技術者、職人、女性美術史学者、女子駅伝の選手たち、みんなカッコよくて惹きつけられた。新しい試みにお約束の横槍や光圀公の印籠の出し方にもワクワクした。人気があるんだなあくらいにしか思っていなかった美術館。遠いし、何より無知だったせいなのだが、俄然行きたくなってしまった。2023/02/19

mike

82
来週大塚国際美術館に行く。それを知った友だちが「行く前にこれを読め」と勧めてくれた本。間に合った!そして読んで良かったよ!全然知らなかった。この美術館ってあの会社が手掛けたものだったのか。地下5階地上3階のこの大きな美術館を何故徳島に造ったのか。完成に至るまでどれだけの苦労があったのか。何故陶板名画に拘ったのか。全ての秘密はこの1冊にある。陶板名画を前にした私はきっと感動に包まれていることだろう。2025/08/23

たいぱぱ

78
陶板に名画を焼き付け、永遠に美を遺す大塚国際美術館設立に奔走した人々の物語。「レジャーは大西に任せろ!」レオマワールドは行ったことありますが、恥ずかしながらそんな美術館があることを今まで全く知りませんでした。絵画は疎く原田マハさんを読んで、ほんの少しだけミクロン単位くらいで絵画の事を知ってるだけです。伊藤若冲は本物をみて恋に落ちましたが。この作品に出てくる反対派の人達と同じように陶板名画に懐疑的です。それでも設立に動いた人々の熱意に敬意を表し、大塚国際美術館で日本の技術をこの目で確かめたいと思いました。2023/10/22

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