出版社内容情報
若き日から、洋の東西にわたる文学書を“友” として生きた池田。本を読み、本を贈り、本を愛した。汲めども尽きぬ“価値創造の泉”となった「読書」。その知られざる歴史をひもとく。
内容説明
若き日から、古今の詩集や文学、哲学に親しんできた池田。読書は現実を切り開く糧になった。そして、自ら本を書き、友に本を贈り続ける日々。地道な積み重ねが、無数の励ましを生んだ。
目次
第1章 「大学」で育てた「金の橋」―日中友好(上)
第2章 教育は国家を超える―日中友好(下)
第3章 師匠が針、弟子が糸―厚田村
第4章 時をつなぐ、一冊の文庫本―岩手、山形
第5章 読書と思索の暇をつくれ―岩手、山梨
第6章 「冬」に「春」を見る力―第一部隊(上)
第7章 見えぬ一念が全てを決める―第一部隊(中)
第8章 秀山荘の三年間―第一部隊(下)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
11
月刊誌『潮』に連載されている、池田先生のこれまでの闘いを紹介した評伝の17巻目で、「日中友好」と「読書の力」篇となっている。先生は激励のはがき一枚書くのでも「一念に億劫の辛労」を尽くされる。「書かれている字一つ一つに真心を込め、その人を思い、『必ず奮い起こすんだ』という一念が大事だ。字がうまいかどうかという問題じゃないんだよ」と。また、「頭の”いい悪い”じゃないんだよ。『真剣』であれば、必ず『智慧』はわいてくる」とも指導されている。一瞬出会った無名の学生たち一人一人に異なる激励の言葉を届けられたことも。2023/03/05
SK
1
P.251 2022/5/32022/08/09