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内容説明
城下町に暮らしている人々には、一種独特の発想スタイル、行動パターンが見受けられる。そこへさらに県民性のようなものが重なり合い、一層ユニークな気質がつちかわれてきた。この本では、そんな城下町の人々を追いかけてみたい。
目次
1章 「城」にシビレる日本人!(こんなところに「城」なんて、あったっけ!?;“信州南北戦争”の遠因も「城」? ほか)
2章 城下町は、こうして作られる(城下町のスタートは四〇〇年以上前;何もない場所に町を作るのは一大事業 ほか)
3章 「城下町人」の生態と深層心理(「城下町人」の好奇心と冒険心;はみ出し者か、お行儀のよい人か ほか)
4章 なぜ城下町に人があふれるのか?(新しい物好きが「城下町人」の特徴;城下町にはなぜ、グルメが多いのか? ほか)
5章 「城下町人」に迫る危機(名門志向の「城下町人」;もう「殿様商売」は通用しない ほか)
著者等紹介
岩中祥史[イワナカヨシフミ]
1950年三重県生まれ。東京大学文学部卒業。出版社勤務を経て、株式会社エディットハウスを設立。書籍編集、出版プロデュースの活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イシカミハサミ
3
佐倉市といえば、 上の世代の人たちにとっては、 長嶋茂雄の出身地。 自分にとっては、 BUMP OF CHICKENの生まれ故郷。 少し下を見ればHalo at 四畳半も佐倉市生まれと、 きれいなメロディの生まれる場所、というイメージ。 土地は歴史と共に時間を刻むけれど、 その濃度が濃い場所のひとつが城下町。 この本を読んで、俄然、徳島に行きたくなった。2019/06/22
レッセー
3
かつて城があり城下町として栄えた都市の人々の気風についての話が多かったです。後半は城下町というより県民性についての記述が多くなってしまいましたが、文化的な蓄積の多い大阪などの上方やその地域と交流がある地域の方が江戸やその関係都市と比べて文化的に秀でているという話はなるほどと思いました。2018/04/30
スプリント
3
着眼点が面白いです。小ネタも豊富で知らなかったことが多かったので満足できる内容でした。復元されることなく現存している城が想像していたより少なかったことが驚きでした。2014/01/31
ドッケン
2
現代の人々の性格形成につながる内容は、この作者の得意パターンですが、娯楽として楽しく読めました。2022/10/25
shosho
2
廃城令のあとから史実に基づかない模擬天守も含め、お城を復興させてきた事例が結構あり、日本人は知らぬうちに城に対して特別な思いがあるのだと思った。城下町人の特性の一つとしてプライドの高さを挙げ、繁華街の衰退のように時代の流れになかなか対応できないところはなるほどと思った。2014/07/12
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