大転換―「BOP」ビジネスの新潮流

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267018992
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C0095

内容説明

パナソニックの太陽光コンテナ、大和証券のワクチン債、ユニリーバの石鹸、住友化学の蚊帳、日本ポリグルの水浄化剤、マザーハウスのバッグ、ヤクルト、味の素ほか、超巨大市場への挑戦と戦略。

目次

「BOP」ビジネスとは何か
「途上国発のブランド」で世界に勝負を挑む
アフリカとカンボジアでビジネスを創る
途上国の女性たちを起業家に育てる
石鹸が女性の自立を助け子どもの命を救う
一張り五〇〇円の蚊帳でマラリアを防ぐ
金融ビジネスで子どもの生命を救う
日本の金融を変えるマイクロファイナンス
納豆の“ネバネバ”が世界中の水を浄化する
魚を与えるのではなく“魚の取り方”を教える〔ほか〕

著者等紹介

田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て独立。「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」のキャスターを長く務める。オピニオン誌『オフレコ!』責任編集長としても活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

19

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日本のODAの今後を考察するにあたって、オールジャパンの官民体制に対し批判的な意見を持ったため、この本を手に取ったのですが、胸が熱くなるほど日本の企業家(および企業の担当者)が格好良くて、すっかり転んでしまいました。もうちょっと他の本も読んでいろいろ検討してみます。結局ひも付き援助じゃん、と思われるのが嫌で、日本企業は取材に応じないのかもしれませんね。あと、納豆菌で汚染水が綺麗になる話は衝撃でした。こんないいモノがあるのに・・日本よ・・・。とても面白く読みやすい本でした。2014/01/10

tak_sun

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BOPとは「Base of the Pyramid」の略。世界の所得別人口構成の中で、最も収入が低い所得層を指す言葉で、約40億人がここに該当すると言われる。BOPビジネスは、市場規模が約5兆ドルにも上ると言われるこの層をターゲットとしたビジネスのこと。直接的な利益の獲得を目的としないCSR活動の発展形とも言えるもので、企業の利益を追求しつつ、低所得者層の生活水準の向上に貢献できるWin-Winのビジネスモデルが求められる。--ビジネス用語辞典より2012/06/22

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途上国支援向けの金融商品やユニセフの取り組み。民間企業が商品開発しないからないと諦めるのではなく、国連機関が長期大量に調達することをコミットすることで、これまで先進国のニーズにしか反応しなかった医薬品業界にメスをいれる。前列や慣習を越えたブレークスルーが援助の常識も変えていく。2013/07/29

静岡茶

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日本企業のBOPビジネス事例が紹介されており、BOPをざっくり知ることができた。事例のほとんどは製造業だったが、ITインフラ、金融商品も掲載されている。 一方で、日本人学生の海外留学の減少、外務省職員、商社マンの海外勤務への反発・抵抗という社会的問題にもふれている。2013/06/30

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