このドキュメンタリーはフィクションです

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334104337
  • NDC分類 778.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

作り手の作為を見抜くと、ドキュメンタリーは悪魔的に面白い。
『映画を早送りで観る人たち』の著者による、令和の新しいドキュメンタリー入門書!
あなたの部屋にカメラが設置してある状態での〝普段の生活″と、カメラがない状態での〝普段の生活″は、絶対に同じではないはずだ。
『さよならテレビ』『ザ・コーヴ』『主戦場』『映像の世紀』『水曜日のダウンタウン』……。
数々の作品を通し、ドキュメンタリーの加工性に迫る!

内容説明

作り手の作為を見抜くと、ドキュメンタリーは悪魔的に面白い。『映画を早送りで観る人たち』の著者による、令和の新しいドキュメンタリー入門書。あなたの部屋にカメラが設置してある状態での“普段の生活”と、カメラがない状態での“普段の生活”は、絶対に同じではないはずだ。『さよならテレビ』『FAKE』『ザ・コーヴ』『主戦場』『さようなら全てのエヴァンゲリオン』『映像の世紀』『水曜日のダウンタウン』…数々の身近な作品を通し、ドキュメンタリーの加工性に迫る!

目次

第1章 「作り手の意図」にまみれた娯楽性
第2章 被写体への「関与」がもたらすもの
第3章 近親者でなければ撮れない映像―セルフドキュメンタリー
第4章 外国人目線と「未開のエンタメ化」問題
第5章 ストーリーテリングに孕む「事実の選択」
第6章 脚注としてのメイキング
第7章 「お笑い」との構造的酷似(1)―関与、悪意、視点の設定
第8章 「お笑い」との構造的酷似(2)―仕込み、やらせ、編集の作為
第9章 見たいのは“真実”ではない―プロレスとドキュメンタリー
第10章 フェイクドキュメンタリーはドキュメンタリー以上にドキュメンタリーである

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

23
事実をありのままに写すのがドキュメンタリーと思いがちだけど、なのでフィクションの方が面白いと思われがちだけど、そうじゃないよ、ドキュメンタリーだって作者の意図や作為が入りまくりで、むしろそこを味わう面白さがあるんだよという事を作品事例を多々交えて教えてくれます。ドキュメンタリー好きなのでなるほどぉ!と楽しく読了。著者の稲田豊史さん、ポテトチップの本やファスト映画の本も読みましたが、文章がわかりやすい&説明が上手い。他の本も読んでみようと思います。2024/11/24

チェアー

5
ここで書かれている事は新聞や雑誌にも適用される。記事や情報は書き手が得た情報を、取捨選択して作る。通常の記事では主張したいことやゴールが決められていて、全く行き先がわからない中で取材をすることは少ない。 それは嘘ではない。本当のことをかき集めて、事実を伝えている。だが、真実は別の側面から見ることもできる。米国で言うところのアナザートゥルースだ。2024/11/19

keisuke

4
図書館。「水ダウ」の解説面白かった。2024/10/19

大泉宗一郎

3
ドキュメンタリーとは「虚構を用いずに、実際の記録に基づいて作ったもの」と広辞苑で定義されている。だが、フレームに何を写すか、被写体にどう働きかけるか、どの映像を取捨選択するか、膨大な素材からどんな物語(フィクション)を紡ぐかは、すべて製作者の意図のもとにあり、虚実の境界は曖昧だ。本書は、そんな製作者らの作為と企みの楽しみ方を映画・TVドキュメントを挙げながら解きほぐしてゆくのだが、悪魔的に面白い作品の演出法を咀嚼した著者が、本文にも同様の演出を援用して解説してゆくのでドキュメントとしても滅法面白かった。2025/01/14

K.C.

2
非常に興味深かった。筆者のたとえはちょっとどうかと思ったが。後半のバラエティやプロレスをフックにした説明は的を射ている。だから「真実」を探すことになっているのかもしれない。2025/01/09

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