女は後半からがおもしろい

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 150p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267018749
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0095

内容説明

仕事、恋愛、結婚、家族、老い―。これが「女の生きる道」。

目次

第1章 ちがいすぎる私たち(母のようになりたくない;大学闘争の真っ只中で ほか)
第2章 女が道を切り拓く(ふたりに訪れた転機;仕事と子育てで綱渡りの日々 ほか)
第3章 現代社会と女のあれこれ(雇用環境は女性のほうが深刻;変わる男女の関係 ほか)
第4章 新しい老いのかたち(いつかは必ず「弱者」になる社会;「老・障・幼」統合の保険システム ほか)

著者等紹介

坂東眞理子[バンドウマリコ]
昭和女子大学学長。1946年富山県生まれ。東京大学卒業。69年総理府入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事を歴任。98年に女性初の総領事(オーストラリア・ブリスベン)、2001年には内閣府初代男女共同参画局長を務める。04年昭和女子大学教授、同大学女性文化研究所長、副学長を経て、07年より現職。『女性の品格』は多くの女性の共感を呼び、ベストセラーとなる

上野千鶴子[ウエノチズコ]
社会学者。1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。95年より東京大学大学院教授を務め、2011年3月に退任。同年4月からNPO法人WAN(ウィメンズ・アクション・ネットワーク)理事長。94年『近代家族の成立と終焉』でサントリー学芸賞を受賞。日本における女性学、ジェンダー研究のパイオニアとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うさうさ

26
坂東さんと上野さんのお喋りのような対談。うなずける部分も多くて、頭のいいお二人の会話はとても面白かった。特に現代の話になった後半が面白い。「老後の幸せは、子どもが不良債権になるかならないかで違う」という表現は言い得て妙。2016/12/09

カッパ

25
【444】【△】バリバリ働く女性の走りのような2人。学歴も立派。心意気も立派。そんな2人の讃え合う対談だと思う。もちろん社会について話いる。でも、持たざる者の気持ちはどうかな?わかってないようにも思う。やはり持つものにならないと厳しいのかななんてマイナス思考の私は感じた。2017/06/29

ミッチ

17
現在の自分で当てはめてみた。「内定をゲットした職場で10年、20年と勤続している人をみて、その中に『こうなりたい』と思う人がいなかったら辞めたほうがいい」(私の職場にはいなかったけど辞めなかったからこそ今があると思う)「組織は有能な人にとっては桎梏になるかもしれないけれど、無能な人を守ってくれる。人並みはずれて自分が優れていると思わない限りは、組織にいたほうが賢明」(これは大賛成)「仕事に生きがいなんかいらないから、定収入があることが大事」(今回の年金問題でおおいに同感します)2019/07/05

むつこ

16
頭の良いお二人の対談は何気ない会話の中にも知性を感じるがそれが嫌みではなく、素直に好感がもてる不思議。題名の「後半から」という意味は、女性であれ男性ともに、ある程度のキャリアを積むことで生まれるのだと納得。「キライなことでもきちんとこなせるかどうか」、「老後の幸福を左右するのは子供が不良債権になるか?」の坂東さんの言葉にハッとした。2016/10/14

Sakie

15
女性が赤の他人の女性との間に関係を築けるとしたら友情ではなく連帯だと、私は思っている。それに関し興味深い箇所があった。女性の立場がより良くなるとは、女が男の競争に参入し、男と同じ条件で戦い勝つことではないという。勝てば敗者を見下すのみならず、自分の弱さを切り捨てることになるからだ。女は子供を産めばどうしたって弱者になる。だから連帯が必要なのに、難しくなっていると。このことは現代の日本女性を生きにくくする要因になっているに違いない。未婚も子無しも加われる、女性同士がつながる仕組みは想像がつかないけれども。2020/02/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3176349
  • ご注意事項