内容説明
ロシア遠征出発直前、１３年半連れ添った元妻に語った名戦のすべて。快進撃はいかに決断され、実行されたのか。不可能を可能にした英雄は、熟年離婚に悩む男でもあった。元妻ジョゼフィーヌの目に映った男の価値、女の幸福、そして結婚と離婚―。栄光の頂点に立つナポレオン“黄金期”その光と影。
著者等紹介
藤本ひとみ［フジモトヒトミ］
長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に裏打ちされた歴史小説で脚光を浴びる。フランス革命からナポレオンの時代までを主な題材にすえ、秘められた歴史に光をあてた作品を執筆、高い評価を受けている。パリに本部を置くナポレオン史研究学会の日本人初会員。フランス政府観光局親善大使を務め、現在同名誉委員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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takaya
15
とても面白く歴史を書く藤本ひとみさん。今回も傑作です。政治的な理由で離婚しなければならなかったナポレオンとジョゼフィーヌは、久しぶりに会い、過去を語り合います。その短い会合の後、慌ただしくロシアに出征していくナポレオンも、ジョゼフィーヌも歴史に翻弄される姿が、とても哀れで胸が痛くなりました。2022/10/18
中島直人
5
（図書館）ジョゼフィーヌが離婚後３年目にして初めて、ロシア遠征に旅立つナポレオンに惚れる。2022/02/21
半べえ (やればできる子)
0
★★2014/11/08
冴子
0
ほぼ×2015/04/06
Reiko
0
20代後半にハマってた作家さんの未読の本が図書館にあったので手に取ってみた。この方の、女性目線で描かれる歴史絵巻が好きだったので、正直ナポレオンの独白的な戦況報告みたいな部分は中だるみしてしまった。けどやはり歴史に名を残した人物らしく、なるほどと思わせる語録が随所にあって、よくあるビジネス書的な面もあったり？「自分の個性や能力が最大限に発揮できる職場こそ、天が恵んだ職場だ。」「自信といくのは、自分を信じる力のことだ。信じられる自分を作っておくこと。それが人生を成功に導いてくれる。」φ(･ｪ･o)ﾒﾓﾒﾓ2013/09/27
