こころと脳の対話

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267017995
  • NDC分類 146.04
  • Cコード C0095

内容説明

「脳」は「悩」を救えるか!?人生を二倍楽しく生きるココロとアタマの活用法。

目次

第1回 こころと脳の不思議(ユングは人間の何を見ようとしたか;学生時代の箱庭体験;安易に「言語化」することの怖さ ほか)
第2回 箱庭と夢と無意識(箱庭のなかの「生」と「死」;「わからない」ことを大事にする;ニワトリが牛耳る不思議な世界 ほか)
第3回 「魂」を救う対話(脳治療の倫理的課題;脳科学に限界はあるか;夢のなかで「意味」がつながるとき ほか)

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県生まれ。臨床心理学者。元文化庁長官。京都大学数学科卒。1962~65年、スイスのユング研究所に留学。日本初のユング派分析家となる。ユング心理学の普及、臨床心理学の発展に力をつくす。また、欧米と異なる日本人の心性を考えるために、日本の神話や宗教を研究。京都大学教育学部教授、国際日本文化研究センター所長を経て、京都大学名誉教授。2007年逝去

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年、東京都生まれ。「クオリア(感覚質)」を手がかりに、脳と心の謎に挑む新進気鋭の脳科学者。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授のほか、早稲田大学、東京大学などの非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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コットン

78
科学的な検証に必要なのは再現性ですが、本質をつかむにはそれだけでは割り切れない関係性が心理学でも脳科学でも重要な要素の一つなのですね。また、興味がある箱庭を茂木さんが体験され河合さんが説明されているのが面白い。2014/03/02

さと

63
臨床心と脳科学 心と科学がどう共鳴するのか興味があった。専門的な領域はさらりと読み流しながらもお二人が子供のようにはしゃぎながら対談されている様子が目に浮かぶ。印象的だったのは、シンクロニシティについて。そして「相手の魂だけを見つめる」こと。人とかかわるお仕事をさせていただいているだけに納得。私もぜひ箱庭 やってみたい。2015/08/28

けんとまん1007

31
敬愛し尊敬するお二人の対談だけに、知的刺激に満ち溢れている。脳をいくら研究しても、こころには届かないだろうと思っているので、納得感が大きい。それに、茂木さんが、河合さんの前で、子どもみたいにはしゃいでいるように感じてしまうのが、とても好ましいと思う。自分は、箱庭をやったことがないので、一度やってみたいと思う。そ、その一方で、多少の怖さもあるのは本音。自分の気づかない自分が、そこにいるんだろう。しかし、河合さんの臨床経験からくるお話は深くて、発展性も大いにあると思う。2015/06/02

ちーたん

21
対談集はあまり好きではないけれども、たまたま古本であって、河合先生の本が好きなのと、心理学と脳科学の関係にも興味があるので読みました。面白くて講演会に来ているようでした。不思議なことに河合先生の言ったことを読むと心がすーっとします。自分の本心がつつかれるからかも知れません。私は無意識に自分の心をコントロールしてしまうので、直感を思い出せるようにしたいです。2014/01/18

NOBU

18
臨床心理学と脳科学の話やねんけど、むっちゃ楽しい。 それは河合さんと茂木さんの人柄によるものやろうな。 京大の話が面白い。河合さんの飄々とした行動は、呆れる程自由な京大理学部の土壌で培われたものやろうと解る。 但し、半世紀前の京大理学部の鷹揚さは、その後消滅しているらしい。残念。 興味を引かれるのはいつもと同じ、箱庭と、解離性同一性障害(多重人格)への日米アプローチの差違。茂木さんの脳科学もとても面白く、本を読みたい。 2011/04/21

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