内容説明
瑞々しい洒落っ気「詩集」。文豪の生涯の全体像を捉え清新な新訳で蘇る。
目次
献げる言葉
小曲集
つどいの歌
物語詩
悲歌その一
悲歌その二
書簡
ヴェネツィアのエピグラム一七九〇年
四季
ソネット〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
泉のエクセリオン
8
詩聖ゲーテの詩を『西東詩集』を除く青春時代から晩年の詩までを収める。疾風怒濤の反抗的な『プロメトーイスの歌』や「上へ 上へ あの無限の高い空へ」と無限への憧憬を感じさせる『ガニュメート』や「お父さん!魔王が僕を連れて行く!」という一節が有名な『魔王』。魔法使いが箒に生を与えるが力を制御しきれず、箒が暴走してしまう『魔法使いの弟子』など非常にバラエティー豊かで味わい深い。また「君の悟性が君を眠らせない限り・・理性を常に居合わさせよ」と、カントからの影響が伺える『遺訓』など、あまりにも豊かな詩集だと思った。2025/05/31
ゆうじ
1
面白かった2020/08/02