感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃんころ
22
無面目が読みたくて購入。もうちょっと仙界にも触れられてると嬉しかったんだけど、無面目が染まっていく物語なので仕方ないか。太公望伝は、封神演義の方を期待してると裏切られた感があるかも(^^; やはり諸星大二郎作品は面白いです。2012/06/21
Radwynn
13
人と自然、自然と人、入れ子細工のような相互関係をそれぞれの視点から描いた二通りの物語。混沌のお話は大幅に脚色されていて面白い。太公望の若き日の紆余曲折する思考(正に試行錯誤)は只の人ならばそれに押し流されてしまうのだろうなぁ。やはり龍を釣るほどの心の持ち主、ということか。2012/02/01
よしだ
11
あとがきにも記してあるのだが「無面目」の方は「渾沌、七窮に死す」を諸星風に描いたもの。渾沌が顔を与えられて人間のように振舞うという設定は諸星大二郎ならでは!太公望伝は、まず表紙の竜を釣り上げている描写にビックリであるが、更に驚きなのでが文王と出会うまでを物語にしているところだ。やはり、とてもおもしろい!2014/02/04
まさ影
10
「無面目」、着想の妙、構成の妙、演出の妙、あらゆる点で素晴らしい。 「太公望伝」、巻末の作者「あとがき」にあるようにもうちょっと"史実離れ"してもよかったかな。とはいえ、面白いことにかけては一級品です。2014/09/29
モリータ
8
読んでないままで置いていたが、せっかくなので。2015/05/03