内容説明
天才はこうしてつくられた、昆虫好きの手塚少年は、なかでも大のオサムシ好きだった。「肉が好きなのもぼくとそっくりや」そこから治虫というペンネームが生まれる。’51年3月大阪大学医学専門部卒業、一時、医者か漫画家かを悩んだが好きな漫画家の道を選ぶ。少年時代に手塚漫画のキャラクターが生まれ、学生の頃に「マァチャンの日記帳」が新聞連載、のち「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」と傑作を描きついでいく。多感な少年時代から結婚まで、多くのエピソードで綴る手塚治虫のロマンと実像。
目次
1 漫画家誕生まで
2 大阪時代―さまざまな試み
3 アトムの誕生
4 雑司ヶ谷「並木ハウス」時代
5 ロマンス