出版社内容情報
長い宗教対立と戦争の後、国家同士が互いの「主権」を尊重しあうウェスファリア体制が生まれた、といわれる。しかし、「主権」を主張した他国への侵略や人道危機が後を絶たない。なぜ「主権」国家は争い合うのか。複合・礫岩国家、帝国、国民国家が織りなす「主権」の多様性を歴史的にひもとき、近代の初発を問い直す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人生ゴルディアス
3
自分には難しい内容だった……が、難しい理由の一端は理論先行ではなく現実にある権威をどうにかしてその時代の人たちが明文化しようとして、過去の異なる概念を引っ張ってきてつぎはぎしたり、援用したりしてごちゃごちゃだからではなかろうかと感じた。オスマン帝国崩壊のところでは特に顕著で、仲間内では尊重する国際法をオスマン相手には無視したりと、結局力こそ正義みたいな話があったり。また主権概念そのものがところ変わればであり、そういうのを知れるだけでも読んだ意義はあった気がする。2025/06/16
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/045dcf18-445d-478f-a904-39d01cef23d72025/06/21
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