内容説明
絵本を読むとき、目を細めたり、絵本に顔を近づけたり、人にぶつかったりしていたジニーは幼稚園に通う女の子。ある日、目の検査で原因がわかり、治療が始まりました。それは黒い眼帯をして、まるで海賊のようにかっこよくなる、というもの。この絵本は、海賊になったジニーが明るい気持ちで積極的に治療をするお話です。
著者等紹介
リヨン,ジョージ・エラ[リヨン,ジョージエラ][Lyon,George Ella]
ケンタッキー州出身の小説家で詩人
品川裕香[シナガワユカ]
教育ジャーナリスト・編集者・元内閣教育再生会議委員・北海道大学大学院教育学研究付属子ども発達臨床研究センター学外研究員。国内外の教育現場(いじめ・不登校・虐待・非行からLD・ADHD・アスペルガー症候群などまで)を取材執筆。国際ディスレクシア協会(IDA)会員。発達性ディスレクシア研究会(IDA日本支部)理事/広報担当。日本LD学会会員。日本子どもの虐待防止研究会会員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本読みじいさん
9
絵が気になって息子が手にした一冊。目の病気の本だとしり、読んであげると、真剣に聞いていました。2012/06/23
ととろ
8
こんな症状があるんですね。知りませんでした。アサドク好きな主人公は、作者の実際の体験だそうです。絵もかわいらしくてわかりやすい。2012/01/13
Naomi
6
ダブルビジョン(複視)の女の子ジニーのお話。著者自身の体験を描いたものとのこと。片目で見るとちゃんと見えるけれど、両目だと2つにダブって見えてしまう。本の文字や椅子や友だちが、二重に描かれているので、ジニーの見えている景色をちょこっと知ることができます。人間っていろいろなんですね~。複視は治療でよくなってゆくそうです。2013/10/12
こどもふみちゃん
6
目の病気(ダブル・ビジョン)の女の子のお話。ジニ―は自分だけ、物がだぶって見えていることを知りません。勿論先生も周りの友達も。その為に、悲しい思いもしましたが、ある日学校での視力検査で病気だったことが判明。なぜ、だぶって見えていたかが分かります。その時まで、気丈に明るくふるまっていたジニ―の眼に涙が浮かびます。思わずうるるの本でした。(T_T)4・5・6・7・8・9・10歳向け。2012/03/31
HNYYS
3
図書館本。ダブルビジョンというものについて知らなかったので、勉強になりました。先生や親がもっと早く気づいてあげて欲しかったなぁと思ってしまいました。2020/08/26