出版社内容情報
引っ込み思案のナナはある日、遊園地で不思議なサイコロ――出る目によって、それを直にさわると人格が変わる――をもらう。
1から6まで、個性豊かなサイコロな「目」たちとのやりとりから少しずつ、ナナは変わり始める。
ある日、親友のポポが突然いなくなったことにショックを受け、ナナは勇気を出して彼女を探しにいくことに。
第17回ジュニア冒険小説大賞受賞作品。
内容説明
サイコロでキャラ変しちゃってさあ大変!第17回ジュニア冒険小説大賞受賞作品。
著者等紹介
林けんじろう[ハヤシケンジロウ]
1974年生まれ。広島県出身。1997年、大阪芸術大学映像学科卒業。2003年、大阪芸術大学大学院修士。2020年、『ろくぶんの、ナナ』で第17回ジュニア冒険小説大賞を受賞、デビュー作となる
高橋由季[タカハシユキ]
イラストレーター。カヤヒロヤとデザインユニット『コニコ』としても活動。2016年韓国のブックショップYOUR MINDより『Coffee&Bread』を出版。2017年ON READINGの出版レーベルELVIS PRESSより作品集「ニューテレポーテーション」を出版。書籍、雑誌、広告、CDジャケットなどさまざまな媒体で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スイ
12
引っ込み思案の小学生ナナと、不思議なサイコロの話。 サイコロの仕組みや推理合戦などは少し説明し過ぎかつ無理があるように思うが、物語は面白かった。 周囲の友人たちもいい。 サイコロのように、人間も一面ではなく多面からできている、ということに、実は大人になっても気づかない場合もあるよね…。2022/04/17
ねこ
10
サイコロの目がそれぞれキャラをもっているアイディアがいいな。タイトルも。2021/07/26
縄文会議
8
面白かった。好き。出る目によってキャラの変わる不思議なサイコロをもらった引っ込み思案なナナのお話。軽やかな筆致と出てくるサイコロのキャラがよい。クラスメイトもよい。グン、いいね!ありがちな説教臭さがなく、でも要所でじんとして楽しい。スパっとした文章も話に合っててよい。ナナは五年生。2024/05/13
kyonkyon
5
不思議なサイコロを手に入れたナナ。6つの性格を持つサイコロは、ナナが振ると乗り移るようで…。内気なナナは迷惑極まりないのだけれど、周りの反応は悪くはないようで。なかなか都合良くは行かないけれど、いろんなキャラがいるからこの世は面白いのさ。2021/06/06
こまさん
3
娘一人読み。内容も読みやすくて楽しかったようです( ◠‿◠ )長い夏休み、読書も生活の一部になっています。いい本いっぱいありますね。2023/08/14