出版社内容情報
おなかをすかせたキツネがぶどうを見つけました。飛び上がって取ろうとしますが、とどきません。助走をつけたり工夫しますが…。
蜂飼 耳[ハチカイミミ]
さこ ももみ[サコモモミ]
内容説明
あたまのうえのほうにぶどうがぶらさがっていることにきづきました。「ぶどうだ!やっとたべるものをみつけたぞ」キツネはおおよろこび。ぴょんととびあがってぶどうをとろうとしました。
著者等紹介
蜂飼耳[ハチカイミミ]
1974年、神奈川県生まれ。詩人・作家。詩集に『現代詩文庫・蜂飼耳詩集』(思潮社)『顔をあらう水』(思潮社/第7回鮎川信夫賞)など、絵本に『うきわねこ』(絵・牧野千穂/ブロンズ新社/第59回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)など
さこももみ[サコモモミ]
1961年、東京都生まれ。東京学芸大学美術教育学科卒業後、小学校教員を経てイラストレーター、絵本作家へ。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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クリママ
36
キツネの表情がいいのです。2017/05/13
どあら
25
図書館で借りて読了。ざんね〜ん😣2021/04/30
こふみ
21
ブドウを見つけたキツネ、ブドウを取ろうとするキツネ、最後 あきらめて去って行くキツネの表情がとてもいいです。微妙な余韻を残すお話し。嫌いじゃないです。2021/08/30
あおい
18
腹ペコキツネが木になっているブドウを見つける。食べたい。でも届かない。一生懸命ジャンプするけど届かない…。キツネの表情がいい。「わたしだけのものがたり」に出てきたので借りてきました。2017/06/11
ヒラP@ehon.gohon
16
イソップ寓話の中で、私の好きなお話です。 どれだけ努力しても手が届かなかったぶどう。 キツネはあきらめたとき、自分に言い訳をしました。 本当にすっぱいだけのぶどうだったのでしょうか? 本当のところは食べてみないとわからないのです。 キツネはあきらめてしまいましたが、他に方法はなかったのでしょうか? 努力、工夫、信念、いろんな言葉が隠された寓話です。 さこももみさんの絵が、嫌みなく、そこのところを感じさせてくれました。2017/05/17