出版社内容情報
今日はバレエの発表会。
音をはずしたらどうしよう。ふりつけを間違えたらどうしよう。
高くとべなかったらどうしよう。
等身大な男の子が抱える、悩みや葛藤。
それでもバレエを目指す気持ちをありありと表現したバレエの絵本。
バレエをしたい理由、バレエにかける想いが詰まっています。
内容説明
今日はバレエの発表会。ぼくのステージにとつぜん現れたキミはだれ?
著者等紹介
イシズマサシ[イシズマサシ]
1963年広島生まれ。武蔵野美術大学卒業後、グラフィックデザイナーを経て、三年間海外を放浪する。旅の途中でダライ・ラマ氏を撮影。帰国後、写真と執筆業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
152
タイトルと表紙絵に魅かれて読みました。イシズ マサシ、初読です。バレエを習っている全ての男の子に勇気を与える絵本、最期の舞台のシーンは圧巻でした。 https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n103833.html2023/12/18
たまきら
41
「世の中ホント男の子が主人公の本ばかり」とブツブツ言っていた私ですが、この本の存在に気づいたときハッとしました。そういえばバレエの絵本、男の子が主役のものってみたことがない…?早速手に取りました。男の子のバレエダンサーが持つかもしれない悩みや不安、他者からの偏見に傷つく心を描くことで、彼らに寄り添える作品になっているのではないでしょうか。こういう視点の本、もっと増えてほしい!素晴らしい絵本です。2024/02/08
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
15
著者のイシズさんがバレエに目覚めた息子さんをモデルに描いた。バレエは単なる手段、絵だったりカメラだったり人によってそれぞれ。しかしこと日本ではバレエには「男なのに?」という枕詞がつきがち。たまたまかもしれない、その手段との遭遇、遭遇以前にあった伝えたい、表現したい、という気持ち。失敗する怖さより、表現できないことの方が悔しい。失敗が怖い人にお伝えしたいフレーズ。紹介記事 https://www.sankei.com/article/20240225-DDHHWPOU45KXZPQPLJBCZP5WIA/2024/07/04
遠い日
8
バレエの発表会を目前に緊張感と不安でいっぱいの男の子。たくさん練習してきた矜持と失敗への恐怖。バレエを踊る男の子への偏見や揶揄の目があることもちゃんとわかっている。それでもこの子は踊ることがこんなにも好き。心を強くして、舞台に立つ。自分の中の怖がりの部分もさらけ出す覚悟で挑むのだ。これも多様性の物語。2024/02/15
ちみたんママ
3
〈息子喰いつき度〉★★☆☆☆ 〈私気に入り度〉★★☆☆☆ 8歳息子にはあまり響きませんでした。バレエをする男の子っていうのが感情移入しにくかったのかも。でも絵と世界観はオシャレで可愛い。幼い子の懸命な思いが伝わってきます。2024/10/25