内容説明
世界一の金山王ニール・ギブスンの妻が、広大な敷地内にあるソア橋のたもとで射殺された。この家の、若くて美しい家庭教師、ミス・ダンバーの衣しょう戸だなからピストルが発見され、彼女は逮捕される。しかし、被害者の夫ギブスンが、彼女の容疑をはらしてほしいとホームズのもとにあらわれ…。表題作のほかに、サーカスの団長夫妻が、飼育していたライオンにおそわれた、なぞの悲劇「ふく面の下宿人」を収録。小学校中学年~中学生。
著者等紹介
ドイル,コナン[ドイル,コナン]
1859年、イギリスのエディンバラ生まれ。医師であるかたわら小説を書き、今も世界的な人気を誇る『名探偵シャーロック・ホームズ』シリーズを生みだした。推理小説だけでなく、SFや冒険、歴史小説も数多く残している
内田庶[ウチダチカシ]
1928年、東京生まれ。児童読み物作家。元編集者、元海外著作権エージェント
岡本正樹[オカモトマサキ]
イラストレーター。本の挿し絵のほか、ゲームのキャラクター・デザインなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe@読み聞かせメーター
7
小3の娘。ひとりよみ。再読。2019/08/13
biba
3
とても有名な事件とのことでしたが、初めて読みました。このお話も、次の下宿人のお話も、「人間て怖い」と思わされました。ドイルさんの伝記も、寄宿学校での頑張りに感動。昔は今以上に厳しかったのだろうに。お母さんが、子供の将来を考えて縛りのある奨学金を断ったところは、愛情の深さを強く感じました。子供の進路は自分で決めるものという信念を曲げないところは素晴らしい。私もそういう親でありたいと思いました。2020/06/13
わるにゃん
2
嫉妬や妬みは怖いなと思った2016/02/06
あさ
0
なぞのソア橋事件/ふく面の下宿人 ソア橋はものを使ったトリックが出てきますが、ホームズのシリーズでは今のところあまりないような気がしています。覆面の下宿人、生きる覚悟を決めた夫人は本当に格好いいです。青酸がアーモンドの匂いがするの、色んなところで聞いたけど、ここが大元なのかなあと思ったり2020/09/21