出版社内容情報
小学5年の明は,東京から岩手まで,初めてひとり旅をします。「ひらにわのしろいもり」――父の謎めいた言葉に不安な気持ちに…。 小学生高学年から
内容説明
小学五年生の明は、生まれてはじめてひとり旅にでかけることになった。行き先は東北の山方村。たまたま、ひきにげされた焼き芋屋のおじいさんを助けたことがきっかけになって、おじいさんのふるさと山方村へまねかれることになったのだ。東京を発つときは、ちょっと得意で冒険するような気分だったが、しだいに心配になりだしてきた。それとともに、父のナゾの言葉の気になる。(ひらにわの、しろいもり)父はたしかに、そういったのだ。いったい、なんのことだろう。父はなにを伝えようとしたのだろうか。新幹線が終点盛岡にちかづくにつれて、そのナゾの言葉は明を不安にさせる。