内容説明
俳句は、五・七・五の十七音からなる世界でいちばん短い詩です。かわいらしい鳥たちの日常をこっそりのぞいてみましょう。日常の俳句を14句収録。
著者等紹介
村井康司[ムライコウジ]
1958年、北海道函館生まれ。1993年に作家の小林恭二氏の句会で俳句をはじめる。俳句同人誌「恒信風(こうしんふう)」を1995年に創刊、編集人をつとめる。他に俳句誌「豈(あに)」同人
パイノ,メリンダ[パイノ,メリンダ][Paino,Melinda]
1976年、オーストラリア・メルボルン生まれ。メルボルン・ヴィクトリア大学で絵と陶芸について学んだ後、ロイヤルメルボルン工科大学芸術学部テキスタイル制作学科でテキスタイルデザインを学ぶ。現在、フリーランスのデザイナーにしてフルタイムのママ。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へくとぱすかる
54
ボタンがあるなら、「ナイス」を押してしまいそうな句が多かった。「うしろすがた」と同じように、折り畳みのワイドなイラストが、美麗で新しさが楽しい。林桂、波多野爽波、中村裕、東直子、田辺一教、住宅顕信、岡田幸生、藺草慶子、藤後左右、高屋窓秋などの作品がすごくいいと思った。最初の久保田万太郎の時計屋の句にはうなる。「春の夜」であるところが、正確であるべき時計の意外なユルさ、人間のかかわらない機械だけの別世界をみごとに表現しているようだ。イラストともマッチ。一冊だけ小説を読んだことがあるが、再チャレンジしたい。2021/06/16
パフちゃん@かのん変更
49
めくってびっくりの俳句のシリーズ。日常の俳句です。うーん、でもね「さっきからずっと三時だ」って、字足らずで季語もないのですけど。「かしわもち」とか、付け加えたらいいと思うのにな。2018/05/06
momogaga
44
【大人こそ絵本を】俳句×絵本。俳句を諳んじる時にシーンを思い浮かべます。この絵本では鳥の気持ちになって俳句を味わいました。番の鳥はこの句を選ぶだろうな「海が来る 海が来るよと 抱き合ふ」2019/06/07
雷華
13
図書館。鳥の視線で語られるように選ばれた俳句たち。こういう構成も個人的に親しみやすくて好きです。2020/11/30
ハルマル
7
さわやかに吹き抜ける、じんわりと染みる季節の俳句集。ゆっくり味わうつもりがすぐ読了。「夜が淋しくて誰かが笑いはじめた」住宅顕信2017/10/11
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