出版社内容情報
瀕死の重傷を負ったホールトの命を救うため、二種類の解毒薬のうちどちらかを使わなくてはならない。ウィルの驚くべき決断とは。
ジョン・フラナガン[ジョン・フラナガン]
著・文・その他
入江真佐子[イリエマサコ]
翻訳
内容説明
「もし決断をくださなければならないのだとしたら、ぼくが決めます」ジェノベサ人の殺し屋が放った毒矢によって、瀕死の重傷を負ったホールト。ウィルはマシンドー、グリムズデルの森に住む治療者マルコムに助けを求める。マルコムの診断は、予想外のものだった―。手に汗握る、怒濤の展開!アラルエン戦記第12巻。
著者等紹介
フラナガン,ジョン[フラナガン,ジョン] [Flanagan,John]
オーストラリアを代表する児童文学作家。テレビシリーズの脚本家として活躍中に、12歳の息子のために物語を書きはじめる。『アラルエン戦記』シリーズは、ニューヨークタイムズベストセラーに60週以上ランクインしたほか、子どもたち自身が選出する賞や国内外の賞・推薦を多数受賞。シドニー在住
入江真佐子[イリエマサコ]
翻訳家。国際基督教大学卒業。児童書のほかノンフィクションなど幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨル
25
アラルエンに逃げ込んだカルト集団を追跡中、殺し屋の毒矢を受けて生死の境をさまよう師匠。ここでグリムズデルの森の癒者を思い出すところが素晴らしい。そして一か八かの選択を迫られる際にも合理的な方法で道を見つけるところが彼らのいい所。基本的に王国の治安維持の為に戦っているので、無駄な殺生は極力しないが仲間と自分を守る為なら躊躇なく殺す。素直に助けを求める。とてもシンプルで研ぎ済ませれた世界。魔法とか奇跡は起きないので地味だけど、ハラハラドキドキのファンタジーなのです。 2019/07/21
tellme0112
8
図書館で見つけました!GJ!司書の皆様!リクエストしていただいた利用者様!感謝にふるえてあっという間に読む。この、精神を疲れさせる話が好き。アクションシーンも良いけどね、駆け引きが好き。いやあ、もうだめかと思ったわ~。さすがに。見事な構成の大団円。2019/02/09
たー
5
ようやくアウトサイダーズとの闘いに決着が。 ホールトはどうなるのか?その時ウィルは、ホラスは? ということで、ハラハラドキドキ本巻も面白かったです。3人の強い結び付きを思うと、胸が張り裂けそうな展開でしたが、仲間との絆や信頼に心が温まることもしばしば。しかも、この巻でシリーズも終わりなんじゃと勝手に思っていたら、続くようなのでそれも嬉しかったですね。まだまだ今後も楽しみです。2019/01/18
☆ひとこぶラクダちゃん☆
4
アラルエン戦記12作目です。前作で出てきた凄腕治療師マルコムがホールトを助ける為再登場します。冷静で頭の良いマルコムが話に加わる事で、物語は引き締まりハラハラしながらも解決です。2022/09/25
dai
3
図書館にあるのはここまで、、?2021/03/10